こんにちは山田あしゅらです。
『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。
前回の記事:義父に寄り添う美人療法士さんに義母がまさかのヤキモチ!?/山田あしゅら
義父が訪問リハビリを始めて5か月ほど。
次第に要領を覚え、順調に取り組めるようになってきました。
しかし開始した当初は年明け早々
血圧の高さが心配だったこともありましたが
それまでリハビリ実施時間は薄暗い夕刻だったため
外へ出て歩行訓練を行う事はほとんどありませんでした。
ゴールデンウイークを過ぎる頃になると日も長くなり
リハビリの時間も辺りは十分明るいままです。
気温も上がり、外出するにはちょうど良い気候を迎えました。
そろそろ、散歩を兼ねたリハビリも始められるかな?
...と思っていたところ
ケアマネおーさんが
と、気を利かせて
リハビリの事業所に問い合わせてくれました。
明るくはなったものの
このままの時間帯では交通量が夕刻ピークに差し掛かり
リハビリ散歩は危険だと判断したのです。
すると
少し早い時間に変更は可能だが
曜日が変わるとともに担当者も替わるという返事がきました。
そこで
「義父に聞いてみます。」
と、確認すると
意外や意外。すぐに了解してくれました。
しばらく続けてみて
リハビリの効果が少しずつ表れてきたこともありましたし
さすがの義父も
「オトコじゃイヤだ」とは言えなかったのでしょう(笑)
と、いうことで急遽
リハビリは曜日が変更となり
新しい担当は
若く、さわやかな理学療法士のモリさんとなったのです。
気難しい義父のこと。
果たして若い男性のモリさんに慣れてくれるかしら?
と心配しましたが
最初から割とスムーズに受け入れることが出来たようです。
ウチの次男坊にどことなく似ていたモリさん。。
義父は孫を相手にしている感覚もあり、馴染みやすかったのかも知れません。
さて
本格的な
外出リハビリが始まりました。
初日は家から50メートルほどの
公園まで行って帰ってくることに。。
ところがモリさん
散歩を終えて
帰って来るなり
と、やや困惑した様子です。
散歩中、いきなりしゃがみこんでしまった義父。
すわ!気分が悪くなって倒れたか!
と、かなり慌てたようですが
義父は何とポケットに忍ばせていたデジカメで
道端の植物の撮影会を始めちゃったそうです。
外出できたらまず大好きな写真が撮ってやろう!と
虎視眈々と準備している義父が頭に浮かぶようでした。
フリーダムな高齢者。
慣れるのが大変なのは、どうやらモリさんの方だったみたいです。
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