<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ayuko
性別:43
年齢:女
プロフィール:現在2児の主婦。以前は、派遣社員として、様々な会社を見てきました。
43歳の主婦です。
以前転職活動をしていた時に、休職中の収入確保と、ジャンル問わずいろんな仕事をしてみたいと思い、短期や単発の派遣のお仕事を複数していたことがあります。
「私にできる仕事であればなんでも!」というスタンスだったので、様々な会社で働かせてもらいました。
単発の派遣社員にも気さくに接してくれる、社員同士の挨拶すらなく雰囲気が悪い、派遣社員の対応に慣れすぎ、整理整頓がまったくできていない...。
などなど、いろいろな職場を見ることができ、転職活動に役立ちました。
その中で、1週間ほど小さな会社で、営業のアポ取りの仕事をしたときの体験です。
テレアポといってもコールセンターのようなところではなく、デスク一つにゆったりとしたソファのテーブル。
社長室か応接室で使っていたお部屋だったのでしょうか。
テレアポをするのには不釣り合いな雰囲気で、仕事がしにくいと思いつつ、1週間の我慢と言い聞かせ、ソファに座って電話をかけまくる日々のスタート。
最初は、部屋に1人で籠り電話をしていたのですが、3日後から、OBのおじいちゃんと同じ部屋で仕事をすることになりました。
おじいちゃんがどんな方は存じませんが、社員さんの対応をみると偉い方だったようです。
しかし、この部屋でどんな仕事をしているか分かりませんでした。
電話の合間など、隙間時間に話しかけられるのは構わないのですが、私の時給や経歴をしつこく聞いてくるのは困りました。
私自身、「短期の派遣」と割り切っていたので、時給重視。
どんな仕事でも我慢して乗り越えるとガッツはあったのですが「そんなに(時給)もらってるの?」「電話をかけるだけなのにいいね」など嫌味を言われて滅入ってしまいました。
だだでさえ、慣れない業務で神経を使っているのに、それに加えて、おじいちゃんから小言を言われるなんて! 第一、今だったらこれはタブーですよね。
しかし、私にも派遣社員としての意地がありますし、おじいちゃんの言う通り、時給も良かったので「何を言われても我慢! 聞き流す!」で堪えました。
無視するのもなんですし、ひたすら業務に没頭。
隙を与えない作戦です。
とにかく電話をかけまくった2週間。
それなりに成果も出て営業さんからもお褒めの言葉をいただきました。
勤務最終日には、ありがたいことに期間延長でお願いしたいと言われましたが、業務以外のことでストレスがあったので、丁重にお断りしました。
おじいちゃんからは「よくやったね」と言ってもらえたので認めてもらえたのかもしれません。
「時給分の業務をしただけです」
ドラマのようなセリフを伝えて契約終了になりました。
派遣社員を軽視するおじいちゃんにストレスが溜まりましたが、経験値はアップしたと思います。
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