<この体験記を書いた人>
ペンネーム:あっこ
性別:女
年齢:52
プロフィール:近くに住む45歳の従弟が、10年前15歳年下の彼女と結婚。家事も育児もしないダメ嫁に周りは振り回されています。
現在従弟は結婚して10年。
夫婦と3人の子ども、そして伯父と伯母の7人で暮らしています。
お嫁さんは従弟の15歳年下なので、本人はもちろん伯父や伯母もお嫁さんのことを可愛い可愛いと言っていました。
ところが、結婚直後からその印象は一変したのです。
結婚してしばらくは夫婦だけで暮らしていた従弟たち。お嫁さんは従弟が何度も起こさないと寝たまま。朝食も洗濯も従弟が作ってから仕事をするという状態。
自営業だったので2階で生活し1階に仕事場があるのですが、朝食を済ませるとお嫁さんは1階に下りて来て、従弟の仕事部屋のソファで雑誌を読んだりテレビを見たり。
家族経営だったため、昼は実家から出勤してきた伯母が作ったご飯を食べ、夕方仕事が片付くまで傍を離れないという生活だったのです。
従弟は日に日に不満が溜まっていき、顔を合わせればお嫁さんに対する愚痴をこぼすようになりました。
「俺より先に寝るくせに、黙っていたら昼までだって寝ている」
「水を飲むときぐらいしか台所に立たない」
「夕食を作っていても手伝うとも言わない」
「一日中近くにいて仕事し辛い」
などなど。
私は時々会うだけですが、伯母や伯父は同居しているため朝から晩までその様子が目に入り、お嫁さんが2階に行った隙に従弟の愚痴を延々聞かされるという毎日だったそうです。
伯父はストレスが溜まり一日中イライラ。
伯母は何とかしてあげたいと、仕事場にいる時間のほとんどを家事に費やすことになってしまいました。
それでもお嫁さんは変わらず、朝から晩まで何もせず従弟の仕事場のソファでぐうたら。遂に周りがお手上げとなり、従弟夫婦は実家に入ることに。
つまり伯父夫婦と同居することになったのです。
同居が始まって直ぐ伯母がこんな愚痴を言ってきました。
「あの子が彼女を甘やかしているだけ。あれではダメだわ」と。
従弟は叔父夫婦や私たち親戚の前ではお嫁さんの文句を言うのですが、本人を前にすると何も言わないそうなのです。
それどころか何でも良いよ良いよ、と料理も掃除も洗濯も先回りしてやっていて、伯母から見れば「率先してやってあげている」ようなものだと言うのです。
確かに私といる時も「あんなぐうたらな奴はどうにもならない」「これ以上続くなら一緒にいる意味がない」などと言いながら、お嫁さんの前では「それはやっておいたから良いよ」「疲れたなら休んでいれば良いよ」と甘々なんです。
結局「ゴロゴロしているだけで仕事の邪魔」「いつだって離婚する」と言いながら、結婚一年目に一人目の女の子が生まれました。
それから、お嫁さんの「何もしない」が加速。
毎晩の授乳も子供が泣いて従弟が無理矢理お嫁さんを起こして、それでようやくおっぱいをあげる。
朝も従弟が子どもを連れて仕事場に行き面倒を見ながら働く。
お嫁さんは遅くに起きて、伯母が作った朝食を食べたら従弟のいる仕事場に行きソファで横になる。
子どものおむつ交換は苦手だと言ってやらない。
抱っこは「私が抱くと嫌がる」と言って従弟や伯母に任せっきり。
「最悪の嫁」「母親失格」などと口では言いたい放題な従弟。
二人に振り回され伯父と伯母はヘトヘトになりました。
私や従妹までもが二人のフォローに駆り出され、子守りをしたり仕事を手伝ったり。
けれどそのまま立て続けに子供が二人生まれたのです。
周りが巻き込まれ振り回されながら一人目がようやく小学生に、そして二人目が保育園に入りました。
育児からは少しずつ解放されつつありますが、ぐうたらなお嫁さんは相変わらず。
従弟には愛想が付き、伯父夫婦はもう四人目だけは勘弁してなどと口にしているのです。
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