<この体験記を書いた人>
ペンネーム:のこのこ
性別:女
年齢:52
プロフィール:美味しい料理と美味しいお酒があればこの世は天国。
夫は50歳です。
昔からいろいろな趣味にはまってきました。
飽き性というわけではないのですが、ガッツリ何年か続けて、ある日突然スパッとやめる、というパターンです。
やめたらもう見向きもしなくなります。
結婚前から結婚直後にかけては漫画にはまっていました。
独身の時に住んでいた家に行った時は。
「漫画がたくさんあるなあ」
程度にしか思っていなかったのですが、結婚してそれを全部持ってきた時に驚きました。
見えていたのは本棚にあった一部だけで、実際には押入れの中にその10倍くらいの量の漫画が隠されてあったのです。
それでも捨てろというわけにもいかず、黙認していました。
けれど、その後も週に2冊3冊と買ってくるので、その増殖っぷりに驚かされました。
何度か、読まないのは売ったら? と勧めてみましたが聞く耳を持たず。
本棚に並べられる数は限られるので、それ以外のもの(夫は2軍3軍と呼んでいました)は専用のケースに入れて押入れの中行きです。
それが、子どもが生まれてしばらくすると、ピタッと止まったのです。
なんか最近漫画を買ってこないなあと気づいた時には、「売りに行く!」と宣言。
独身時代から収集していたものも含めて全部古本屋さんへ持って行きました。
次にはまったのはDIYです。
「ベビーベッドを作る!」と突然言い出し、ホームセンターで木材や電動器具などを買い込んできました。
それもプロが使うような本格的なものです。
そしてその後も子ども部屋に作り付けの学習机、子どもが3人になったら3段ベッドなど、かなり力の入った作品を次々に作りました。
私が不思議に思ったのは、何かひとつ作るたびに電動器具も新調すること。
それってそんなに都度都度買い換えないといけないものなの?
疑問はありましたが、せっかく嬉しそうに選んでいるのでスルーしてきました。
子どもが大きくなり、作るものがなくなったのか、最近では壁にフックすらお願いしても付けてくれません。
もちろん高価な電動器具もお蔵入りです。
そして、数々の趣味を経て今ハマり出したのが熱帯魚です。
最初は小さな水槽とメダカ程度の可愛いものから始まったのですが、どんどんエスカレート!
気づけば水槽は巨大になり、アロワナまで飼い始めたのです。
そんな重い水槽を置いて床抜けない? と心配になりました。
けれど夫はわざわざ中に入れる流木を探しに山へ川へと行くほど入れ込んでいます。
朝のルーティンも熱帯魚の餌やりから始まります。
先日やや長めの旅行に行くことになったのですが、夫の心配事は熱帯魚のことだけ。
自動餌やり機をネットで購入し、本当に時間ごとにちゃんと餌を落とすかを何日も納得のいくまで実験していました。
そんな姿を見て苦笑しかないのですが、相手が生き物だけに、この趣味が突然終わることだけはやめてほしいなあと願わずにはいられないのです。
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