<この体験記を書いた人>
ペンネーム:きたいしない
性別:45
年齢:女
プロフィール:義母と同居。実家が気になる毎日。
私の父は82歳です。
そして父の喫煙歴は62年、毎日20本以上の喫煙を続けています。
おまけに運動不足ですし、食事の好き嫌いなども多くまさに不摂生の見本みたいな人でした。
そんな父ではありますが、おかげさまでこれまで大きな病気にはかかったことがありません。
不摂生しているのに病気にならないことを父は自慢していました。
「自分は大丈夫!」と思いこんでいるからめんどくさい。
その自信、どこからでてくるんでしょうね。
小さかった頃の私が言っても、実母が言ってもタバコは絶対にやめてくれない父。
「うるさい! 俺の勝手だろ、好きにさせろ!!」
そう誰彼構わず怒鳴ってきます。
実母に関しては自分も喫煙していたので、言いづらかったでしょうし、言っても効き目はないのもわかります。
ですので、父の友人にも言ってもらったこともあるのですが効き目なし。
「あんやヤツ、もう付き合わん」
「あいつの言いなりにはならん」
なんともわがままで自分勝手な父なんです。
しかし、母も還暦を機に禁煙を決意。
翌日からスパっと煙草を吸わなくなり、見事喫煙に成功!
そのとき、父も一緒に誘ってみたりしましたが、全く聞く耳持たず......。
「お前はお前。俺は俺」
ですって。
クッソー!
そんな父ですがもう後期高齢者。
何があってもおかしくありません。
そんなある日のこと、父がめまいが出て気分が悪いと言って、倒れてしまいました!
いつもはパートに出ている母がたまたまいる時間だったので、幸いにも母がすぐに救急車を呼びました。
このときが父の人生初の救急車!
でも倒れたと言っても意識はあり、話も出来たそう。
しかし、いつもの父とは違いとてもおろおろしていたそうです。
幸いにも今回は大事には至らず、検査・点滴をしてすぐに自宅に戻ってくることができました。
しかしこれで父も考えを改めてくれると期待したのですが、残念ながらそうはいきませんでした。
「翌日、改めて診察をするので通院するように」
そうドクターからの言われていたのに、父は家に戻り体調も回復したのか、まったくこれまでと変わらない態度だったのです。
というより、機嫌が悪くなっていました。
「検査をしたことによって風邪を引いた」
「あの医者が悪い。もう病院は行かない」
逆に愚痴や文句を言う始末です。
そしてそのあとも喫煙をし、食事も好きなものしか食べないなど、生活の改善は全くしませんでした。
そして今も以前と変わらない不摂生な生活をしています。
母も娘の私も困り果てています。
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