美味しいものを一心不乱に食べまくり「お腹が痛い」の無限ループ。成長しない78歳母にモヤモヤ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:みけ
性別:女
年齢:50
プロフィール:両親と同じ敷地に済む50歳の自営業。

美味しいものを一心不乱に食べまくり「お腹が痛い」の無限ループ。成長しない78歳母にモヤモヤ 26.jpg

同じ敷地内に住んでいる78歳の母の事です。

食事は両親の家で一緒にしています。

本人曰く「胃下垂」で、痩せ型の小柄な母は大食いではないのですが、「美味しい!」と思うと一心不乱に食べる癖があります。

食欲のスイッチが入ったとしか言いようがない食べっぷりで、声をかけるのもはばかられます。

食事でもお菓子でも同じで、スイッチが入ると食べ過ぎては胃腸薬を飲んでいます。

年齢的に「食べられなくなってきた」と言いつつも、夏は食欲が出るそうで、スイッチが入る頻度がアップ。

そんなある日のことです。

夕方帰宅すると、母が居間で「お腹がしくしく痛い」と言いながらうんうん唸っているではありませんか。

てっきり何か病気になったのかと思い、病院に行かなければと慌ててしまいました。

すると、母は力のない声で私にこう言ってきました。

「お菓子食べすぎちゃっただけ。病院には行きたくない。きっと寝てれば治るから」

お菓子の食べ過ぎ!? どれだけ食べたんだ?

私の感覚ではお腹が痛くなるほどとなると、辺り一面お菓子のゴミが落ちているシーンを想像するのですが、部屋はきちんとしていました。

「本当に大丈夫? 何をそんなに食べたの?」

聞くと、お菓子というのはおはぎや大福などで、合計4つ食べたそうです。

確かに母はあんこのお菓子には目がなくて、季節を問わず見付けると喜んで買っています。

それにしても、いくら好きでも一度に4個とは...そりゃ~お腹も痛くなるでしょうよ。

驚き呆れながらも、その場に布団を敷いて横になってもらいました。

私には経験がないので「しくしく痛む」を掘り下げて説明してもらい、薬はもう飲んでいたので、お腹を温めてみることに。

しばらく様子を見ていると、少し楽になったと言うので、寝つくまで蒸しタオルを当て続けました。

翌朝には回復したのでほっとしましたが、のど元過ぎれば何とやらで、食べ過ぎをやめようとはしません。

それどころか早速、今度は煮物が良くできたと食べ過ぎて薬を飲んでいる有様です。

胃腸薬で済んでいればまだしも、寝込むのが続くと体の他の部分にも支障が出そうで心配です。

そこで、「量を決めてお皿に出せば?」「意識して噛む回数を増やせば?」などと提案してみるのですが、子供のように「無理」と一蹴されてしまいます。

更に、無理じゃなくて試してごらんよと強く勧めると、嫌な顔をするのです。

私の体ではないのだし、「だったら知らない」と言いたくなりますがそうはいかず、食べ過ぎてはお腹が痛くなり、薬を飲んでいる母を見てモヤモヤしています。

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