「母親役」にさすがに疲れてきました...コロナ禍で孫の世話から娘夫婦の食事まで作る64歳の私

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:大家ぽん子
性別:女
年齢:64
プロフィール:専業主婦です。1歳上の夫と、猫2匹と暮らしています。夜布団に入って、ゴロゴロ喉を鳴らす猫を撫でている時に幸せを感じます。

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支えると決めたけれど......娘夫婦にモヤモヤしています。

私たちの世代では珍しくない事ですが、夫は「女は家庭と子どもを守る、男は仕事をする」という価値観の持ち主で、家事と育児にほとんど手を貸しませんでした。

私の苦労する姿を見ていた娘は、手に職をつけることを昔から決めていたようです。

娘は努力の甲斐もあって資格を取り、今はバリバリ働いています。

就職後も娘は仕事が落ち着くと家族のために食事を作ったり、一緒に外食をしたり、ちょっとした贈り物をしてくれたりと、持ちつ持たれつの関係ができていました。

そんなこともあり、娘は結婚してからも我が家のすぐ近くに居を構えました。

旦那さんが嫌がらないかしら? と少し心配しましたが、良い関係を築けていたのだなと、嬉しさも少なからずありました。

私は、娘が独身時代から朝も夜もなく仕事に打ち込む姿を見ておりましたので、孫が産まれてからも精一杯支える気持ちでおりました。

幸せなことに二人の孫に恵まれ、今は7歳と5歳になります。

上の孫が2歳になるころから、保育園の送迎は私がしています。

熱を出してお迎えに呼ばれるときや園の行事も、娘夫婦がどうしても都合がつかないときは私が出席しています。

二人を自転車に乗せて送迎していた時はさすがに大変でしたが、お迎えのとき嬉しそうに駆け寄ってくる孫を見ると、こんな苦労も悪くないなあと感じておりました。

また、娘夫婦は帰宅が遅くなることも多く、そのときは保育園のお迎えと小学校から帰ってきた孫の世話の他に、我が家で食事をしていく娘と娘の夫の食事作りも当然のように頼まれました。

学校でお弁当が必要な日は、私が孫のお弁当を作ります。

今回のコロナ休校でも「子どもが集まる学童には行かせたくない」という娘夫婦の希望もあり、私が小学生の孫の面倒を見ることになりました。

宿題を見たり、家にこもるだけでは退屈だろうと近所に散歩に連れ出したり、その合間に家事やもう一人の孫の保育園の送迎もしなければなりません。

娘夫婦は、今回のコロナ禍でも在宅勤務が難しい職業についています。

人手が足りない中でいつもより早く出勤することも多くなり、そんなときは孫を預けるついでに我が家で娘夫婦が朝食も食べて行くようになりました。

ふと気づくと、週のうち半分以上、3食も娘家族の分の食事を作っていることになっていました。

こんな大変なときだから助け合わないと、私も頭ではわかっているのですが、休校も2カ月以上になり、孫も外出できないストレスからかわがままが増え、私も疲れてきました。

60歳を超えたころからじわじわと体力の衰えも感じています。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、小学校も登校する人数を制限するため、交代での登校になるため、すぐに以前と同じとはいきません。

娘夫婦も感謝をしてくれるのですが、ふと「私はいつお母さんを卒業できるのだろう」とモヤモヤしてしまいます。

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