<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴーすわん
性別:女
年齢:53
プロフィール:主婦です。そういう年代になったのか、最近親戚の集まりに出る機会が多くなってきました。
私は今年53歳になる主婦です。
私には56歳になる実姉がいます。
両親は80歳近くになるのですが、昔から姉ばかり贔屓していた気がします。
姉にはいつも新しい服が与えられて、私はお古ばかりでした。
学校も、姉が私立の学校に行くから金銭的に厳しいという理由で、私は被服の勉強がしたかったのですが、専門学校には行かせてもらえませんでした。
そのせいかワガママに育ってしまった姉は、結婚してはすぐ離婚を繰り返し、現在はバツ3になっています。
そんな姉は、実家と同じ街で一人暮らしをしています。
でも、「親戚の集まり」にはめんどくさがって参加していません。
ある時、父の弟さんから「姉はどうして来ないんだ」と聞かれたので、姉に電話で「たまには親戚の集まりに顔を出したほうがいい」と伝えてみたことがあります。
しかし姉の返事はこうでした。
「なんで私が好きでもない人のお茶くみなんてしに行かなきゃならないの」
確かに、私たちが法事など親戚の集まりに顔を出すと、50代ではあるものの、水場を任されるなど何かと雑用があります。
私も面倒とは思いつつも、顔を出さないのはなあ......と出席していました。
でも、その姉の発言を聞いて、親戚が集まる場で、姉が「お客さん」のような存在になるくらいなら、来ない方がいいのかもしれないと思い直し、放っておきました。
...ですが、さすがに先日は驚いてしまいました。
なんと姉は、生前お世話になった叔父が亡くなった際にも一切姿を現さなかったのです。
お通夜、告別式、御六日...。
叔母は姉の席を用意してくれていましたが、どれにもやってきませんでした。
叔父は生前、私達姉妹に良くしてくれ、お年玉や学校入学の祝い、結婚式のお祝いなどをしっかりとくれた方なんです。
そして、さらに驚いたのは両親の態度です。
「姉はどこだ」と親戚中に言われるなか、母が「あの娘は今日体調が悪くて」と言いつくろい、慌てて姉の分の不祝儀袋を出していたのです。
しかも「預かっていたのを忘れていた」と謝りながら、通夜見舞いなどを出してくる始末。
もちろん母のとっさの嘘であることはすぐわかりましたし、おそらく親戚の中の幾人かは気づいていたと思います。
私は50歳を超えてそういった付き合いもできない姉と、そんな姉を未だに贔屓して庇う母が恥ずかしくて仕方がありませんでした。
今後どのように付き合っていくべきなのか真剣に悩んでいます。
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