<この体験記を書いた人>
ペンネーム:れもん
性別:女
年齢:46
プロフィール:2人の息子を持つシングルマザーです。いつでもハイキングを楽しみたいです。
私は46歳のシングルマザーです
19歳、14歳の息子たちと、実父78歳、実母72歳の5人暮らしです。
しばらくの間ひどい花粉症に悩まされてきましたが、5月になるとすっかり症状も和らいできました。
体調が良いと晴れた日の新緑がより美しく感じ、近頃は大好きなハイキングを再び楽しんでいました。
しかしながら、そんな穏やかな気分で過ごせていたのもつかの間のこと。
我が家の一階リビングは、しばしば漂ってくる悪臭に悩まされることになったのです。
最初にその悪臭に気づいたのは、日頃からとても臭いに敏感な母でした。
特に湿気の多い日や雨の日には臭いがひどくなり、比較的臭いに鈍感な私でさえも気が付きストレスになっていきました。
そもそもこの独特な臭いは何なのだろう? 母に問いかけると、私に言うのを少し躊躇した様子でこう答えました。
「多分...ネズミのおしっこ...」
正直なところ、ネズミが原因だなんてにわかに信じられませんでした。
というのも、そもそも我が家では室内でネコを飼っているからです。
ネコはネズミよけになると聞いたこともあり、まさか家でネズミが出るなんて全く思いもよりませんでした。
とは言え、我が家で飼っているネコは2階エリアだけが行動範囲。
そう思うと、一気に母の推測の信憑性が高まりました。
悪臭は時間の経過とともに強くなっていったので、臭いの元を母と探ることにしました。
家の中をあちこち探した後、まさかこんなところは違うだろうと思いながらも、父の部屋の押し入れを開けてみてビックリ。
その瞬間、一気に悪臭の濃度が上がったように感じられたのです。
「ここだ!!」
母と私は確信しました。
すぐにネズミ捕りをドラックストアまで買いに行き、その日のうちに父の部屋の押し入れに仕掛けました。
翌日、父の部屋の押し入れの様子を伺うと、チーチーと微かな声が聞こえてきました。
意を決してネズミ捕りを確認してみると、そこには母の推測通り、横たわった1匹のネズミ...。
母は、まだネズミの息があるままゴソッとゴミ袋へ入れてアッサリ処分。
私にはなかなか衝撃的な光景でした。
何はともあれ、さあこれで一件落着!
しかし、あらゆる消臭剤を試してみたものの、なかなか臭いは消えません。
そこでペットのケージ掃除用の臭い消しスプレーを数日間試してみたら、意外にもこれが一番効果的でした。
ネズミはもう懲りごりです。
そもそも、なぜ父の部屋の押し入れにネズミが集まってしまったかというと、父は自分で食べるおやつなどを、日頃から押し入れにしまい込んでいたようです。
押し入れの中には食べかけのおやつや食べこぼしがチラホラ...あのまま夏を迎えていたかと思うと、それはそれでゾッとします。
この父のズボラさにこれからも耐えられるのか、今後が不安になります。
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