<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぽに子
性別:女
年齢:46
プロフィール:小・中学生の子どもがいる兼業主婦です。抜けている所が多い分、子どもたちがしっかり育ったなと最近痛感しています。
私は46歳のパート主婦です。
自分の母親(60代)がお金にルーズな人だったせいで、結婚前は苦労しました。
そのため、「私は絶対にお金に苦労したくない!」と思い、社会人になってからはコツコツと貯蓄をして、さらに投資もしていました。
そして金銭感覚がしっかりしている夫と結婚。
この人なら安心だなと思っていましたが、夫は自分で家計を管理したがる人だったため、結婚後はなかなか自分名義の貯蓄をうまく貯めることができずにいました。
子どもを産んで、しばらくはフルタイム勤務をしていましたが、体調不良からパートタイムに移りました。
その頃から、自分の時間ができたことから、ヘソクリを作るために「何かチャレンジしてみよう」と思うようになりました。
実は若い頃からハンドメイドが好きだった私。
小さなものを作ってはお友だちにプレゼントしたり、お子さんのいる友だちのためにアクセサリーを作ったりしていました。
出産、育児を経て時間がなくなり遠ざかっていたのですが、ちょうどその頃友だちから「ハンドメイドの教室があるんだけど参加してみない?」と誘われたことをきっかけに、ハンドメイド熱が再燃。
教室の主催者は同世代の女性で、お話したところ、育児が落ち着いてきたから教室を開いたということです。
友だちが冗談交じりに「あなたも何かやってみたら?」と言ったことから、私は自分にも教室が開けるんじゃないかなと思いました。
趣味と実益を兼ねることができたら理想ですよね。
思い立ったが吉日、という感じで自分がどういう教室を開きたいのか、どういうニーズがあるのかと周囲の友だちに相談してまわりました。
その結果、やはり得意なアクセサリー類の教室を開きたいなと思いました。
夫にも一応話をしたところ、「自分の貯金の範囲でするだけならいいよ」とのこと。
固定費が掛かると利益がなくなると思ったので、自宅の一室を教室用に模様替えをして、テーブルを設置。
部屋をハンドメイド作品で飾り付けたり、初期投資として10万円ほどを上限にしたりして仕入れもしました。
私の計算では1年くらいで回収できるといいなという予定で、もしうまくいかなかったら撤退することも考えていました。
あとは完全に友だちの伝手頼みです。
最初は利益を出すことよりも、継続して教室に通ってくれる生徒さんを作ることを第一に考えていました。
初回体験の費用は材料費だけと声を掛けて、何人か来てもらいました。
仲良くしてくれていたママ友さん2人がお試しで体験してくれたことから、その2人が口コミで友だちに話してくれたそうで、少しずつ通ってくれる人が増えていきました。
今でも通ってくれる生徒さんには感謝しかありません。
今は曜日によって違う教室を開いているので、月に何度か来てくれる生徒さんもいらっしゃいます。
教室は生徒さん集めが一番大変! そのため、横のつながりを求めて、同じように個人教室を開いている方の教室には定期的に通うことにしています。
生徒さんを紹介し合えるので、お互いにメリットがあるんです。
最初は数人程度の生徒さんだったので、本当にお小遣い程度の金額しかありませんでした。
今は始めて2年ほどたちますが、月数万円から、多い月ではパート代を上回るくらいになり確定申告もしています。
今は夫に内緒で老後のために自分名義の貯蓄をしたり、子どもたちを遊びに連れて行くレジャー費として残しています。
夫はまさか私の教室がうまくいっているとは思っておらず、今でも収入は小銭程度だと思っているみたいですね。
自分と子どものために、こっそり貯めていくつもりです。
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