認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の二人を在宅介護するバニラファッジさん。未婚で子どものいないおばさんから「遺産を託すために、遺言書を作りたい」とお願いされて...。「義叔母の遺言書」編、完結です!
前回の記事:遺言書の内容確認の日。我が家の愛猫がもたらしてくれた「うれしい効果」/義叔母の遺言書(4)
一時は体調を崩し、心配したおばさんの遺言証書作りですが、なんとか最終過程でもある公証人の承認を得るための公証役場へ。
いつものお2人に加えて公証役場の方と6人で、約束の時間まで雑談しながら過ごしました。
おばさんの体調も良さそうで、ひと安心。
と、そこへ...
雑談がピタリとやみ、緊張感がピーンとはりつめました。
ここからは、遺言者と公証人と第三者のみで遺言書の内容の最終確認がされます。
遺言者が親族のプレッシャーのないところで、遺言証書を確認することが重要なことのようです。
おばさんを待つ間は、さすがにドキドキしましたが問題なく最終確認作業は終了しました。
その後、ダンナとおばさんは一足先に帰宅し、私はサインができないおばさんの代筆者のため、 居残りでおばさんの署名、捺印の代行をしました。
全ての項目で、おばさんのサインを代筆した後に...
○○県○○市○○町○丁目○番地(←居住地) 抹茶妹子(←おばさんの名前)は病気のため署名・捺印ができないので ○○県○○市○○町○丁目○番地 バニラファッジが代筆します。 代筆者バニラファッジ
このような文言を何回も何回も何回も書かされました。
コピーペーストが簡単にできる時代に、これは本当にきつい仕事でした(汗)。
そして、取り扱い手数料や諸費用、公証人手数料などの全ての支払いを終え、ついに遺言書完成!
不思議と遺言書の完成日を境におばさんの体調はV字回復(笑)。
そしてまだまだ、おばさんの「お願い」は続くのでした。
(義叔母の遺言書、終わり)
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