認知症のお義母さんと、手足は不自由だけどしっかり者のおばさん(義叔母)の二人を在宅介護するバニラファッジさん。今回からは「リフォーム」のエピソードを3回にわたってお届けします!
前回の記事:遺言書、ついに完成! すると義叔母の体調に異変が...⁉/義叔母の遺言書(5)
今回のお話は、家のリフォームで様式が大きく変わったトイレに戸惑った認知症の義母のお話です。
当時、義母と義叔母(おばさん)が生活する「離れ」は、汲み取り式の外付けの和式便所でした。
リフォームで屋内に水洗の洋式トイレを設置することになったのですが、大正生まれのお義母さんがそれに猛反対。
その剣幕に押されて、外の和式便所をそのまま残して洋式トイレも屋内に作ることになりました。
しかし改築中は外の便所が使いにくい状態だったので、足の悪いおばさんが使っているポータブルトイレをお義母さんにも使うよう、伝えました。
もう、お義母さんはぷんぷん!
それでも洋式のトイレトレーニングも兼ねて、お義母さんにも半強制的に使ってもらいました。
しかし、前はおばさんだけが使っていたポータブルトイレでしたが、2人分ともなるとその始末もなかなか大変で...
とにかく、新しい水洗トイレが1日も早くできることを1番望んでいたのは、私でした。
そしてついに完成!
認知症のないおばさんは、新しい環境や便利な物を受け入れる力がまだありましたが、やっと外の和式便所から卒業できたお義母さんが、今度はポータブルトイレに落ち着いてしまい、水洗の新しいトイレを使うのは嫌だと言い始めました。
(つづく)
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