<この体験記を書いた人>
ペンネーム:よっつー
性別:女
年齢:45
プロフィール:保育士をしています。毎日忙しいけれど充実しています。
現在隣に住んでいる3歳年上の友人についてです。
私が中学生2年生の3学期から、友人には家庭教師をしてもらいました。
当時私達家族は他の市から引っ越してきて間もなく、親しい人は少ない状態でした。
私が人見知りだったのも理由の一つだと思います。
勉強が出来なかったのは転校や性格のせいではありませんが、塾に通い始めても効果が出ず、なかなか周りとも馴染めず、通うのがしんどく感じるようになりました。
そんな時、親が「家庭教師にするか」と言い出したのです。
自分より年上の人との付き合いはほとんどなかったのですが、一度他の友達と一緒に遊んでもらった事のある友人に、親が頼みに行きました。
私も遊んでもらった時に楽しいお姉さんだと思っていたので、引き受けてくれてほっとしたのを覚えています。
当時、私はその友人の家から徒歩3分ほどの場所に住んでいましたが、私が友人の家を訪ねて勉強を教えてもらう事になりました。
友人は私のレベルに合わせてオリジナルの宿題を作ってくれるなど、色々と工夫をして熱心に教えてくれました。
そのおかげで志望校に入学する事ができ、今でもとても感謝しています。
その後、私は嫁いで家を出ていたのですが、去年、その友人宅の隣に家を建て、引っ越しました。
町内会でも一緒になるので挨拶に行き、久し振りに旧交を温めていましたが、この頃気になっている事があります。
友人が未だに事あるごとに、家庭教師をしてもらっていた事を思い出させるのです。
最初は私の夫に対してでした。
夫と一緒にいる時に行きあったので夫が挨拶をすると、友人は「勉強を教えていたんですよ」とわざわざ言うのです。
更に、二人とも同じ高校だったけれど、私の学科は一番下のレベルだったことまで。
夫には話してありましたが、この年になって敢えて言われるといい気持ちはしませんでした。
彼女と共通の友人が遊びに来ていた時も、私の家庭教師だったことを得意げに話していました。
そして先日の事。
近所のおばさんと立ち話をしている時、またもやです。
おばさんは、私達が同じ高校だったのを覚えていたのでその話になりましたが、当然の様に「受験の時は私が勉強を教えたんですよ」と。
おばさんは微笑ましい話だと感じたようで「そうだったの、良かったねぇ」と笑って聞いていました。
私も「出来が悪くてどうしようと困っていたので、本当に助かりました」と笑って当時を振り返って思い出話をしました。
でも、内心ではちょっとうんざりです。
感謝しているし、忘れたい過去でもないのですが、いつまで言われなきゃいけないんだろう? とモヤモヤしています。
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