<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆきな
性別:女
年齢:53
プロフィール:共働きの主婦です。55歳の夫と2人暮らしです。夫のエアコン設定温度が悩みの種です。
53歳共働きの主婦です。
子供はおらず、55歳の夫と2人暮らしです。
夫婦ともども健康で、基本的には仲良く幸せに暮らしているのですが、夫との「室内快適温度の差」に困っています。
私たち夫婦が暮らす2DKのマンションは、単身あるいは、2人暮らしを想定して造られています。
各部屋は引き戸で区切られており、それぞれを個室として使うこともできます。
ですが、引き戸を開いて各部屋を繋ぎ、ワンルームのような形で使っている入居者が多く、我が家もそうやって使っています。
そうなると、エアコンは1台で充分で、同じ間取りの部屋の入居者もたいてい1台ですませています。
そんな住環境のなか、暑がりの夫は6月からす欠かさず冷房を入れます。
...使い始めるの、早いですよね?
しかも、設定温度が半端ではないのです。
通常で18℃、ちょっと暑くなると、我が家のエアコンの冷房設定温度の限界である16℃にまで下げます。
夫は「できるなら、もっと下げたい」などとほざいていますが、私に言わせると、ほとんど冷蔵庫です。
「寒い、もったいない」と何度かぶち切れて、強引に25℃まで上げたこともあります。
ですが、夫は温度が上がった瞬間から、滝のような汗を流し、涼を求めてエアコンの真下に立ち続けます。
その姿を見るとあまりにも気の毒になり、私は冬用のガウンを着て、16℃に戻しました。
寝ている間なら大丈夫だろうと、夫の就寝時にこっそり温度を上げたこともあります。
すると、夫はたちまち目を覚まし、「暑くて眠れないよぉ」と額に浮かぶ汗をぬぐいます。
熱中症にまで発展するかも...
睡眠不足は仕事にも悪影響を及ぼしそう...
そう思ってしまい、私は16℃に戻し、冬用の毛布にくるまりました。
ここまでは程度の差はあれ、暑がりの男性のいる家庭やオフィスなどで、ありがちな話だと思います。
我が家が特殊なのは、夫が冬も暖房を30℃、ちょっと目を離すと我が家のエアコンの暖房温度の上限である32℃まで上げてしまうことです。
暖房設定を32℃にした経験は、みなさんおありでしょうか。
私はちょっと気持ち悪くなります。
夫がこんなに温度を上げるのには、理由があります。
まず、夫は厚着が嫌いなのです。
部屋着兼寝間着は、一年中半袖のポロシャツと薄手のジャージパンツです。
夫曰く「袖があると鬱陶しい」そうです。
二つ目の理由は、ビールにあります。
下戸の私には理解できないのですが、夫は、暖房がガンガン効いた部屋で、キンキンに冷えたビールを飲むのは最高だと言います。
夏の冷房効かせすぎは、熱中症の危険もあるのでまだ許せます。
ですが、冬の暖房効かせすぎは、改善の余地があるのではないでしょうか。
私は何度も文句を言い、「せめてもう少し暖かい服装をして」と厚手の部屋着なども用意したのですが、一向に袖を通す気配はありません。
夏は寒すぎ、冬は暑すぎと、我が家は気温が季節と正反対なのです。
実母に相談すると「真面目に働いてくれているのだから、それくらい大目に見てあげなさい」と逆に諭されました。
私自身もそう思うのですが、電気代もかかりますし、どうしたものか困っています。
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