<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴっぴ
性別:女
年齢:42
プロフィール:小学生の子供が二人いるパート主婦です。
よくある芸能人の不倫のニュース、それを見るたびに思い出す人がいます。
今から15年ほど前のことです。
まだ子供がいなかった私は正社員としてそこそこ大きな企業で働いていました。
当時、同じ部署にいたのは同い年のかっこいい既婚男性。
背が高く、茶髪でおしゃれなメガネ、服装規定がない会社だったのですが、私服センスはとてもよく、いつも「今日もおしゃれだなー」と感心していました。
ただ彼は、女にだらしないことでとても有名でした。
みんな本人に面と向かっては言いませんが、社内にかわいい年下の愛人が3人もいることを知っていました。
しかも、愛人同士も自分たちが三股をかけられているのを知っていたのです...。
「それでもいい」と本人達は話していたらしいので、どれだけ彼がモテ男か分かると思います。
彼は愛人達と会社の近くで警戒もせず手をつないだりしているので、目撃する人がたくさんいました。
もちろん私もそんな1人です。
はじめて見た時は目の錯覚かと思ったのですが、何気なく他の人に聞いたところ、彼の女性関係を知らないなんて超モグリだと笑われました。
そんな彼ですが、仕事はバッチリできる人。
同じ部署でしたので、同じプロジェクトを担当することも何度もありました。
何回目かのプロジェクトが終わった時の打ち上げの時のことです。
複数人で居酒屋に行った私達は、仕事が無事終わったという開放感も手伝いグビグビお酒が進みました。
楽しく盛り上がっていたのですが、飲み会も中盤になってきた頃、なんと隣にいた彼が、みんなから見えないように私の腰に手をまわしてきたのです!
(嘘! わ、私!?)とびっくり!
私はご面相もスタイルもトホホ...という全くモテないタイプ。
よく結婚できたものだとしみじみ思うくらい、モテなくて恋愛経験も少ないです。
ですが、そんな私でも彼は腰に手を!
3人も愛人がいるのに!? 彼は女なら誰でもいいんだ! そういう人もいるんだ!
妙に感心してしまいました...。
さりげなく腕を解いてもらいつつ、いやーたまげたたまげた...と心の中でつぶやく私。
その夜はもちろん特に何もなくお開きになりましたが、妙に興奮してしまいました...。
それから1年後くらいでしょうか、彼の周りには相変わらず女性問題が絶えず、それまで黙認していた会社も重い腰を上げたのです。
彼は会社から処分を受け、地方の子会社に飛ばされていきました。
それから会っていませんが、芸能人などの不倫ニュースを見ると「女好きな人間の真意は他人には計り知れないもの。不倫くらいするだろうさ」と思いつつ、いつも彼を思い出してしまいます。
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