誰にでも毒舌で、すぐに色々なことを忘れてしまう認知症のお義母さんと、手足は不自由だけれど、しっかり者のおばさん(義叔母)の、2人を在宅介護するバニラファッジさん。
「たまには温泉に行きたい」と思ったバニラファッジさんは、お義母さんとおばさんに「ショートステイ」をしてもらうことに。いよいよショートステイ当日を迎えましたが...。
「温泉や会食は大嫌い!」介護施設からの訪問に認知症の義母が乱入し...⁉「2人一緒にショートステイ(5)」
いよいよ、「2人で初めてのショートステイ1泊2日」出発の朝を迎えました。
おばさんは寝汗がひどいので、寝る時は背中にタオルを差し入れます。
そして身体が冷えると関節が痛くなるので、タオルに包んだ簡易カイロが24時間手放せません。
前日に荷物の確認をしたものの、不安でピリピリするおばさん。
お金や貴重品は持ち込まないよう言われていますが、納得できないようでした。
姉妹喧嘩が始まるのではないかと、「迎車」でハラハラどきどき。
とにかくお義母さんのご機嫌が悪くなる前に介護施設に送り届けたい。
小さな車を見て「2人だけで行くの?そんなの嫌よ。」と言い出し兼ねないお義母さん。
とにかく気が変わらないうちにと焦りましたが、おばさんに続き、お義母さんもあっさり乗車してくれました。
私は別の車で付いていきます。
介護施設に到着後は、いくつか確認作業がありました。
お義母さんが床に直に置いたカバンをずっと気にしていました(笑)。
それを受けて、担当のスタッフの方がカバンを持って2人を部屋まで誘導してくれました。
思ったより、あっさりとお別れができました。
無事、預かってもらったものの、次から次へと不安が湧き上がってきました。
この感じは、昔懐かしい「あの感じ」と同じでした。
そう、子どもたちの入園、入学の時に味わったあの感覚。
でも瞬時に「まぁ、いいか。」と、自分の変わり身の早さも一緒(笑)。
本当の戦いは、2人の帰宅後なのです。しばし戦士の休息です。(つづく)
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