「私まで脳梗塞だったら我が家の収入が...」夜勤中に酷いめまいに襲われた52歳の私の「怒涛の一日」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:向日葵
性別:女
年齢:52
プロフィール:脳梗塞の夫と二人の子供と暮らす、働くお母さんです。

「私まで脳梗塞だったら我が家の収入が...」夜勤中に酷いめまいに襲われた52歳の私の「怒涛の一日」 17.jpg

私はもともと血圧が高く、2年ほど前から血圧の薬を飲んでいました。

50代に入ってから更年期太りも気になりだしたこともあり、食事内容には気を使い、油っこいものや甘いおやつを控えて、高たんぱく低カロリー&減塩食も心がけていました。

おかげで、会社の健康診断でも良い結果を出していたのですが、つい先日のこと、健康に大きな不安を感じる出来事がありました。

私は夜勤の仕事をしているので、いつも通り昼過ぎに寝て夕方に目を覚ましました。

睡眠時間は5時間ほどで、いつも通り。

寝起きは良い方なので、いつもならこのまますぐに起きてシャワーを浴び、夕飯を作り、血圧の薬を飲んでから仕事に出かけます。

しかしこの日は、目を覚ましたとたんに、布団の中で横になった状態でクラリと軽いめまいを感じたのです。

血圧の薬を飲む前は、トイレで座ったときなどに軽いめまいを感じる事はありましたが、横になった状態ではっきりめまいを感じるのは初めてのこと。

「変だな」「血圧が高いのかな?」と、少し不安な気持ちになりました。

しかし、すぐに治まったので大丈夫だと思い、そのまま起きていつもの日課をこなし、夜勤の仕事に出かけました。

ところが、仕事開始から1時間くらい経ったとき、突然天井がグルグル回っているかのような、酷いめまいに襲われました。

気持ち悪くて、もうとても立っていられなくて、その場にしゃがみこんでしまいました。

休憩室でしばらく様子をみてから早退したのですが、もしかして脳梗塞!? と真っ青に。

すぐに脳梗塞を疑ったわけは、9年前に夫が大きな脳梗塞を起こした経験があったからです。

夫は、大きな脳梗塞を起こす半年ほど前に、私と同じように酷いめまいに襲われたことがあります。

すぐに治まったのですが、それが実は『隠れ脳梗塞』と言われる軽度の脳梗塞だったことが、後から分かったという経緯がありました。

軽度の脳梗塞の場合、後遺症などが見られず、夫の時のように見過ごしてしまい、後にもっと症状が重い脳梗塞に繋がることもあるのだそうです。

「もしかして私も?」

「私まで脳梗塞だったら、収入源はどうしよう?」

「家族の生活は?」

ぐるぐると渦巻く不安を胸に家に帰宅。

何事かと驚く夫に、かくかくしかじかと事の経緯を説明しました。

夫の答えは「朝一で病院に行こう!」でした。

既にめまいは治まっており、体の不調は感じませんでしたが、夫の言葉通り、翌日すぐに夫の通院している脳外科病院に駆け込み、MRI検査をすることに。

MRI検査は筒状の機械に横たわって入り、かなりガンガンと大きな音がするのですが、その音も気にならないほど、30分ほどの検査の間、不安に押しつぶされそうでした。

幸い結果は、脳には全く異常なしとのことで、心底安心しました。

起床時のめまいから、検査結果が分かるまでドキドキ・ハラハラの怒涛の1日。

私も脳梗塞を疑う年齢になったのだと、しみじみと自分の老いを感じさせられた出来事です。

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