<この体験記を書いた人>
ペンネーム:しらたま
性別:女
年齢:46
プロフィール:外出自粛の今だからこそ、ご無沙汰の友人にもメッセージアプリで連絡。落ち着いたら元気に再会するのが楽しみです。
私は46歳、一つ年下の夫と10代の娘との3人暮らしをしています。
2020年のクリスマスから年末年始は、新型コロナの流行を考慮して、帰省は諦めました。
また、友人を招いてのホームパーティーも自粛。
クリスマスも年末年始も、家族だけで過ごすのはこれまでにないことです。
制限が多い中でも楽しく過ごそうと、家中をイベント用に飾りつけたり、手のこんだ料理を作ったりと工夫しました。
そんな準備に追われていたクリスマスの数日前、義母から私たち家族にクリスマスプレゼントが届きました。
すぐには開封せず、我が家自慢の大きなクリスマスツリーの下に置いてクリスマスを待ちます。
プレゼントの包みは全部で3つ。
娘と主人、それに私の名前が小さく書いてありました。
クリスマス柄の包装紙とリボンで、義母自ら包装してくれたとのことでした。
何が入っているんだろう、大人でもワクワクします。
そしてクリスマスの朝。起きて早速プレゼントの開封にかかりました。
娘には、欲しがっていた本。
リクエスト通りの、高価な百科事典のセットに大喜びの娘。
夫には、海外ブランドの香水セット。
夫が愛用している香水で、息子を溺愛する義母ならではのチョイスです。
そして、私にはサイズが少し小さめの包み。
開けてみるとなんと、スーパーで購入したおせんべいが1パックだけ入っていました。
義母の住む場所の地元メーカーの商品で、我が家のあたりでは購入することができないものです。
確かに私の好きなおせんべい。
義母の家を訪れた際には、スーパーに立ち寄って、欠かさず購入する好物です。
新型コロナの流行後は外出を控えていたため、義母宅を訪問する回数も減っていました。
そのため購入する機会もなく、最近は食べていませんでした。
確かに嬉しいです。
しかし、クリスマスプレゼントに、おせんべい1パックとは!
夫と娘へのプレゼントと全く同じように、丁寧にラッピングされたおせんべい。
開けた瞬間、格差とはこういうことか! と実感しました。
夫と娘も、ママ良かったねーと言いつつ、かなり微妙な表情。
私はといえば、腹は立たず、つい笑ってしまいました。
ちょっと天然なところがある義母には、これはきっと私に対しての意地悪ではなく、悪気はなかったのだと思います。
服やインテリアの趣味が、義母とは全く異なる私。
自分の好みで購入したものを贈っても、気に入ってもらえないのは嫌だからと、私が喜びそうなものを考えてくれたのでしょう。
しかし、そうはいってもこの格差。
ちょっとモヤモヤしてしまったことはいうまでもありません。
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