下世話な噂好きなママ友。自分は人気者だと勘違いした結果...

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ペンネーム:ラジオ体操第二
性別:女
年齢:52
プロフィール:1人の子持ちシングルマザーです。息子が小学生の時に離婚し、それ以来親子2人で生活しています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

息子は小学生の時に少年サッカーチームに入っていました。
このチームは子供の人数が多い強豪チームでした。
監督は長年チームを率いてきた50代のサッカー経験者、コーチはチームに所属する子供のパパ達が積極的に関わって練習をしていました。

練習場所や試合の日程は全て地域の少年サッカー連盟が決めてくれるし、ここまで決まっていれば滞りなくサッカーが出来そうなのですが、そうではありません。

「運営」という一番の大役はママ達の仕事です。

運営ピラミッドの頂点は6年生のママの中から監督が指名するマネージャー、その下にサブマネージャー、その下に春のお花見係、夏の合宿係、秋のお祭り係、冬の卒部係、お茶当番、お菓子当番、送迎当番......ママ達はマネージャーの指示で様々な係と当番をこなしチームを運営していました。

このチームに3年生から入部したA君とママが居ました。

A君ママは、自分が他の誰よりチーム内で交友が広く、誰より皆と仲良しだ、ということをなぜかママ達全員にアピールしたがる人でした。
「練習の後、B君家族と焼肉に行くの」「この前C君の家にお邪魔して飲み会したの」等、チーム内の交遊録を誰にでも披露するのですが、他のママ達はA君ママの話に特に興味は無く、笑顔で聞き流していました。

A君ママは他のママ達が自分の話にさほど食いつかないのが気に入らなかったようで、皆の興味を引くため飲み会で知った情報までコッソリ話すようになりました。

「B君のお爺さんが徘徊するので有料老人ホームに入れたいらしい。そのためにママがパートの回数を増やすらしいけど、時給が最低賃金で安いらしいよ」「C君の家で飲み会する時は皆でおつまみやお酒を持ち寄るの。でも余ったおつまみやお酒はC君の家に置いてくるから、呼ばれた方が絶対損してる! 家を建てたばかりだから貧乏なのかも」等、面白可笑しく話すのです。

その結果、A君ママの周りはいつも下世話なネタを聞きたいママ達が集まり、そのママ達を引き連れたA君ママは嬉しそうでした。

ネタにされているB君ママもC君ママも下世話な噂話が大好きな人達でした。

A君ママは、B君ママが居る時はC君ママのネタを、C君ママが居る時はB君ママのネタを話していたので、2人ともまさか家庭の事情を陰で暴露されているとは思っておらず、A君ママにせっせとネタ提供をしていたのでした。

6年生の卒部式が近づき、A君ママの息子の代からマネージャーを決める日が近づいてくると、何を思ったかA君ママは今まで仕入れたチーム内の家庭の事情ネタを監督にコッソリ披露し始めたのです。監督は「そんな内情は知らないよー」と苦笑していましたが、A君ママは「監督も知らない情報を知っている私ってすごい」「監督もやっぱりこの手の話が好きなのね」「監督に一目置かれたようだ、次のマネージャーは私」と勘違いし、休憩中や練習後は側近のように監督に張り付き、下世話好きなママ達を侍らせ、急に態度が偉そうになりだしたのです。

そしてやってきたマネージャーを決定する日。当然監督が選んだのは、側近のようなA君ママではなく、Y君ママでした。A君ママはサブマネージャーにもなれず憮然としていました。納得がいかなかったA君ママは監督に詰め寄りましたが、監督が「A君ママは社交的でいろいろと忙しそうだから、チームの為に時間が作れそうな人にお願いした」と上手に言うと、今度は陰で「Y君のママって超暇なんだって。良いよね」と言いふらし、それを聞いた他のママ達の冷笑を「ウケた!」と勘違いしていました。

これからもA君ママはこの調子で生きていくのだろうと思うと、なるべく関わりたくないと思うのでした。

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