「殺害」「恨み」物騒な言葉を一日中聞かされる...「2時間サスペンス」三昧の67歳夫にウンザリ

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:麒麟
性別:女
年齢:67
プロフィール:67歳になる専業主婦。最近は定年退職した夫に早く趣味を見つけてもたいたいと願う日々です。

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私は67歳になる専業主婦です。

夫も同じ67歳で、2年前に定年退職を迎えました。

私たちには子供も2人(娘33歳、息子30歳)がおりますが、娘は結婚し遠方に家族と引っ越し、息子は仕事で今は海外で暮らしているので、現在は私と夫の2人暮らしをしております。

夫が定年退職した直後は、彼の昔からの夢だった「キャンピングカー」を退職金を使って購入し、その車で1週間から10日ほどの国内ドライブ旅行へとよく出かけていました。

しかし最近は私の実家の母の調子が良くないため、家を数日にわたってあけることが出来ず、家にいることが多くなりました。

そんな中、夫は最近TVで再放送している2時間サスペンスにはまっているようで、朝から晩までTVを見ています。

それだけなら別に良いのですが、夫は結構ガッチリした見た目なのにもかかわらず意外と寂しがり屋なので、いつも私の気配があるところにいたがります。

(例えば、私が食事の用意をするためにキッチンに立つとダイニングに来て、私が洗濯をたたもうとデッキのある部屋に行くとその隣の部屋にあたる自分の書斎に移動してきてテレビを見るといった感じです。)

なので私は、「誰が誰を殺害した」「動機は実の息子を殺された恨みから」などなど、サスペンスドラマ特有のちょっと物騒な話を1日中耳にする形になってしまいます。

これ自体は本当に大したことないようですが、毎日続くとこれが本当にストレスで......。

「もういい加減にしてっ!」と叫びそうになってしまいます。

夫に直接言っても、「自分が寂しがり屋」と自覚していないのか、はたまた恥ずかしがっているだけなのか、逆に怒ったように言ってきます。

「追いかけて部屋を移動なんかしていない」

「せっかくゆっくりTVを見られるようになったんだから、今まで見てなかったようなものを見て何が悪いんだ」

憤慨した様子でそう言います。

夫はずっと働いてくれていました。

息子が志望大学に合格できなかった時などは予備校の費用の負担を軽減させるため、私も短時間のパートに出たことはありました。

しかし、基本的に専業主婦として家庭内のことに集中してこれたのは、夫のおかげとも思っています。

ようやく定年退職を迎えた夫に、これからもゆっくりしてもらうこと自体には何も文句はありません。

しかし、2時間サスペンスの再放送を1日中見るののはどうなのか......。

何か他の趣味を見つけてくれないかとやきもきしている毎日です。

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