<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ayuko
性別:女
年齢:43
プロフィール:ファッションに興味深々な娘とお出かけするのが何よりもの楽しみな主婦です。
2人の子供(姉弟)、夫と4人で暮らす主婦です。
洋服やおしゃれに興味津々の10歳の娘をみて、懐かしい記憶が蘇った話をさせてください。
先日、ショートパンツや、ミニスカートに合う靴下を見つけたら買ってほしい! と一緒に買い物へ行きました。
なんと、娘が欲しかった靴下とは、懐かしのルーズソックス!
43歳になった私は、思わず約25年前の高校時代を思い出してしました。
1990年代は華やかなバブル時代。
ルーズソックスが生れたのはこの頃だったと思います。
レッグウォーマーのようなクシュクシュの靴下は衝撃的!
大きめのベストに短いスカート、ボリュームのあるルーズソックスは、まさに女子高生の「制服」でした。
そんな「THE高校生ファッション」を楽しんでいた私。
その一方で、当時の私は、大人の女性に憧れをもっていました。
原色カラーの派手なボディコンスーツ、フワフワの扇子、ピンヒール...。
車で送迎をしてくれる「アッシー君」食事を奢ってくれる「メッシー君」なんていうワードにも興味津々で、憧れていました。
ボディコンを着て、フワフワの扇子を持って、ピンヒールで夜遅くまで思いっきり遊んでみたい! と思っていた私。
蝶よ花よともてはやされ、お姫様のような時間を過ごせるんだろうなと...。
しかし、バブルがはじけて、ギラギラした世の中は一変! 大手企業の倒産、夜な夜な華やかだったディスコも次々と幕を下ろしました。
私の憧れの場所がなくなり、暗い世の中で青春時代を過ごすことになってしまいました。
それからは「不況」という言葉を聞かなかった日はなかったですし、学生ながらに日本の経済状況がよくないことも肌で感じていました。
高校を卒業して、就職を考えていた友人達も、なかなか仕事がみつからないということもありました。
それでも、そんな暗い時代でもルーズソックスや細眉など、一生懸命に青春時代を楽しもうとしたあの頃。
そんな思い出がいっぱいの平成初期のファッションやカルチャーはとても思い出深いです。
最近は、バブリーダンスなんていうのも流行して、若い子達も親しみを感じている様子。
私の青春時代のファッションが娘から「レトロ」といわれるのは複雑ではありますが、当時の話もしながら、母、娘でファッショントークを楽しんでいけたらなと思います。
娘曰く、長すぎるルーズソックスはダサいそうなので、平成レトロを令和風にどうアレンジしてくれるのか楽しみです。
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