<この体験記を書いた人>
ペンネーム:チョコパイ天才
性別:女
年齢:53
プロフィール:1年間で約10キロ減量した我が夫。ダイエットなどしていないのに。
「ねえ、ちょっとパパ痩せすぎじゃない?」娘の一言で始まった夫の病気疑惑。
実は私も気になっていました。
そこで、それとなく夫に健康状態について聞いてみました。
「仕事先の人にも痩せたねって言われる。
体重も10キロ減ったしね。
でも体調は前よりいいから全然大丈夫!」
と衝撃の告白をするではありませんか。
これを聞いて血の気が引く私。
ダイエットもせず10キロ減量なんて、「きっと何かあるはず!」と心配になります。
そこで、検査を勧めたのですが、夫はなかなか首を縦にはふりません。
「仕事が忙しい」とか、「今はね〜行きたくない!」なんて、ダダまでこねて検査を断固拒否するのです。
普段から病院が苦手な夫。
そういう反応は想像していましたが、そんなこと言っている場合ではありません。
そこで、「私も一緒に検査するから」とか「私も娘たちも、そして孫も凄く心配している」などなど、あの手この手で検査に行くように促したのですが、これがかえって逆効果。
病院とか検査のワードを聞いただけで逃げるようになりました。
もうこの時の私はパニック寸前。
泣きそうなほど心配しているのに、夫は冷静沈着そのもの。
のんきにさえ感じます。
こうなると、心配が高じて怒りに変わります。
そんな時飛び込んできたのが、仕事先からの健康診断書提出のリクエスト。
フリーランスエンジニアの夫には、時々こういうことがあるのです。
なんてラッキーなタイミング!
このチャンスに心から感謝しました。
これで夫の健康状態がハッキリしますから。
早速人間ドッグに予約を入れ、健康診断を受診。
検査結果がわかるまでは約一週間が必要となり、毎日ドキドキしながら過ごす日々が始まります。
毎日郵便ポストとにらめっこ。
どんな結果が郵送されてくるだろうかと気が気ではありません。
そうこうしてると、待ちに待った健康診断の結果が大きな封筒で届きました。
すぐに開けたい衝動に駆られますが、ここは夫の帰りを待つしかありません。
いつも通りに帰宅した夫に封筒を渡し、「ゴメン、気になって何も手につかないから、早めに開けて欲しい」そうお願いしてすぐに開封してもらいました。
少し緊張気味に検査結果に目を通す夫がうなずきながらニッコリ。
安堵の笑顔を私に向けました。
その瞬間「大丈夫だったんだ」と確信。
同時に腰が抜けるほどの安心感に襲われたのでした。
しかし、そこで気になるのが「なんで痩せたの」ということ。
検査結果を聞いても痩せた事実には不安というか疑念のような気持ちが残ります。
だって、10キロ痩せるなんてそう簡単ことではないはずですから。
ということで、夫の一年間での生活の変化を追ってみました。
そこでピンと来たのが手作りのお弁当です。
実はこのころ、なにかと忙しかった私はしばらくの間夫のお弁当作りを中断。
昼食は外食で済ませてもらっていました。
ずっとガマンしてくれていた夫が「やっぱりお弁当がいいんだよね~」と私の前でぽつりと呟いたのです。
そのリクエストに応え、お弁当作りを再開。
そして、せっかく作るならと、お弁当箱の容量は夫サイズをチョイス。
お弁当メニューはタンパク質と野菜を中心に、炭水化物は少な目になど、健康的なお弁当作りを心掛けました。
これが丁度1年前。
つまり、夫は1年の間手作りのお弁当を食べた。
それが自然にダイエットにつながった......それが答えだと考えています。
他に思い当たることもないものですから。
そのことに気が付くの少し遅かったため、死ぬほど心配しましたが、健康そのものと知りめでたしめでたし。
おっちょこちょいな私でした。
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