<この体験記を書いた人>
ペンネーム:tatayayu
性別:男
年齢:43
プロフィール:ピアノ演奏・スポーツジム・プログラム入力・英会話・オンラインゲーム等、様々な趣味に生きる中年です。
最近、近場の工場で派遣スタッフとして頻繁に働かせてもらっています。
そこに自転車で通勤しているのですが、自転車好きが多いのか、ロードレーサーやクロスバイクやマウンテンバイク等かなりの台数が止まっています。
そんなある日、同じタイミングで出勤する同僚が、いつも普通のママチャリだったのにマウンテンバイクで出勤してきました。
休憩時間に聞いてみたところ、前から興味があってついに購入したそうです。
自分も昔からスポーツ好きなので、スポーツジムでバイクマシンを活用しているのですが、やはり本物が欲しいと常々思っていました。
そこで、彼に触発されて私も購入してしまいました。
高級品だと盗難が怖いので、とりあえずコストパフォーマンスに優れているという2~3万位のモデルにしたのですが、気楽に使えてとても気に入っています。
上機嫌で乗っていると、25年以上前(1994年頃)になりますが、高校時代にバイトして購入したマウンテンバイクの事を思い出しました。
その頃はインターネットがあまり普及しておらず、雑誌で情報を仕入れて、友だち2人と3人で近場の山までマウンテンバイクで1泊の小旅行に行きました。
当日は早朝に都内を出発して100キロほど走りました。
いくら運動好きの高校生でも、かなり疲れたのを覚えています。
途中で何度も休憩をとったのですが、さすがに100キロは遠かった...。
「自分の足で踏破した」距離としては過去最高の道のり。
親の力を借りずに、仲間達と到達できたことの達成感がとても大きかったです。
途中で写真でしか見たこともない景色をたくさん見られました。
老舗っぽい店でうどんを食べたり、国道沿いのスーパーマーケットがとてつもなく大きくて、とてもビックリしたのを強烈に覚えています。
見るものすべてが新鮮に感じました。
ペンションに着いたのは夕方過ぎでした。
晩御飯を食べた後、みんなで温泉に入り、あっという間に寝てしまいました。
翌日は昼前に出発です。
疲れていたのもありますが、早く帰りたくなかったので、ゆっくり帰ることにしました。
結局帰宅したのは翌日の深夜2時頃。
両親には何かあったのかと心配されました。
今のように携帯で簡単に現在地を報告をできなかったので、仕方ありませんが...。
今でも思い返すと顔がほころんでしまう楽しい思い出です。
あんな体験はもうできないのかもな...と寂しい気持ちもあります。
近頃では新しい発見がほとんどないと感じているからです。
あの頃は良かった...なんて思っていると、自分も年をとったなと思います。
近いうちに一週間位かけて旅行に行こうと計画しています。
せっかくマウンテンバイクを購入したので活用しないともったいないですからね。
もし、若い世代の方々に読んで頂けたのならば、是非、自転車で旅行することをお勧めしたいです。
行ってみると、きっと自分の世界が広がるはずなので!
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