月15万円、貯蓄なんてできっこない...糖尿病を患った47歳独り身の私の「悲鳴をこらえる日々」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:みぃや
性別:女
年齢:47
プロフィール:独身。パートタイマーとして働く。2019年10月糖尿病が発覚し、通院で治療中。

月15万円、貯蓄なんてできっこない...糖尿病を患った47歳独り身の私の「悲鳴をこらえる日々」 40.jpg

2019年10月、糖尿病が発覚し約3週間の入院をいたしました。

保険に入っていたので、入院中の治療費や投薬料を支払っても、痛くも痒くもありませんでした。

ところが、糖尿病は良くなることはあっても完治することはないといわれ、毎日朝食前のインスリン注射、朝夕食前の血糖値測定など、継続的な治療が必要になりました。

私は一人暮らしの低所得者で、月々の収入は15万円程度しかありません。

家賃が4万円、携帯や水道光熱費で3万円、保険料が1万円。

それと冬場は暖房を使うので、どんなに安くても1万円は暖房代としてガス料金が上乗せされます。

国民健康保険も1万円ほど。

残った約5万円で生活をやりくりしなければなりません。

私は変形性膝関節症という病気も持っていて左足も悪く(糖尿病とは無関係)、松葉づえをつかなければ歩くのも不自由です。

通院の際など不便な所へ行くときにはタクシーも使います。

双極性感情障害という病気も持っていて(いわゆる躁うつ病です)不眠でお薬をもらっているため、そちらの病院の支払いも5千円あります。

なのに、糖尿病だけで交通費を含めて月に1万5千円以上の出費があるのです。

収入の10分の1が糖尿病の治療にかかっている現実。

でも通院をやめるわけにもいかず、切り詰めるところは切り詰めても、もうどうにもなりません。

どうにもならないどころか、消費者金融にも手を出してしまいました。

もっと収入のいい仕事に転職したいとも考えておりましたが、足も悪いし、双極性感情障害もあるし、おまけに糖尿病もそこに加わりました。

定期的に平日日中の通院を強いられていることから、なかなか条件に合う仕事は見つかりません。

一人で考えていてもどうにもならず、在宅の仕事も検討していましたが、これならできるかも! と思った仕事の説明会なるものをネットで視聴すると、どうも「ねずみ講」っぽい...。 
そんなに世間は甘くないな、と切実に思っています。

糖尿病は生活習慣病と言われていますので、自業自得と思われる方もいるかもしれません。

しかし、なってしまったものはしょうがないので、一生付き合っていくしかありません。

人生80年と言われますが、今の収入と支出の均衡を考えると貯蓄なんてできっこなく、親族の冠婚葬祭など急な出費がないことを祈るばかりです。

お給料をもらっても使い道はすでに決まっているお金なので、なんの楽しみもありません。

せいぜい、安売りの食材を見繕って、何かおいしいものを作ってみようというぐらいが関の山。

毎月悲鳴をあげそうになるのをぐっと我慢して、何とか暮らしています。

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