認知症の83歳義父。通い介護をする妻に「お前んちはここだろうが」...帰るに帰れず深夜帰宅の日々

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ウジさん
性別:男
年齢:59
プロフィール:農家の娘を伴侶として30年近くが経ちました。義父(83)は婿取りをしたつもりになっているようです。

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義父(83歳)が足を怪我してから半年近くが経ちました。

入院から介護施設を経て、ようやく自宅に戻ってきて、義弟(47歳)との2人暮らしに戻りました。

杖をついて歩くようになったので、バリアフリー化を計画しましたが「俺の家に手を入れるなんて許さん」と言い張る義父についに計画を断念。

昔ながらの家での生活が始まりました。

日中は義弟は仕事に出ているので、義父は1人になります。

認知症の気も出ているので、以前は日中に思い付きでいろいろやり始めるのが心配でした(足のケガもそのせいですから)。

しかし今度は動き回る心配は減った分、もしも何かあった時、1人では対処できない心配が出てきました。

ということで、妻(56歳)が毎日仕事を早めに切り上げて、様子を見に実家に行くことにしました。

「お母さんもいなくなっちゃって、家のことも十分できてないだろうし、いい機会だからいろいろ片付けることにするわ」

妻もそう割り切って、半実家生活が始まりました。

そんな日々の初日、義弟が仕事から帰ったので「じゃあお父さん、今日は帰るね」と帰宅しようとすると、義父は「何言ってるんだ? お前んちはここだろうが」と言って聞かなくなりました。

やむなく、義父が寝入るのを待ったため、帰宅は深夜になりました。

「お疲れ。大変だったね」

「もう参ったわ。すっかりぼけちゃって」

「まあ、しょうがないよ。俺のことを忘れちゃってるのかな?」

「どうだろ? もしかしたらそうなのかも」

そこで休みの日に2人で妻の実家に行ってみると、「おお、ウジさん、お帰り」と言うので忘れられてるわけではないようで、ほっとしました。

ところが、しばらくお茶飲みをして引き上げようと2人で腰を上げると、「おや、夫婦でお出かけかい。あまり遅くなるなよ」というのです。

どうやら義父は、結婚当初、同居を求めてきた意識がどこかに残っているのか、結婚してからずっと同居していると思い込んでいるようです。

「...えっと...うん、じゃあね、お父さん。行ってきます」

そう言って実家を後にする妻と、帰路の車中で話しました。

「勘違いしちゃってるね、完全に」

「そういうこともあるんじゃない? しょうがないわよ」

これから妻が毎日実家に行くたびに、面倒になりそうだな、と不安が募りました。

それから妻の帰宅は毎日深夜になりました。義父が寝入るのを待ってからしか帰宅できないのです。

私はいつも1人で夕食を摂るようになり、まるで別居状態です。

「ただいま」

「お疲れ」

「今日は、ウジさんはまだ帰ってこないのか、とか言い始めて...もうすっかり同居していることになっちゃってるわ」

すっかり疲れ切った顔の妻にかける言葉もありません。

入浴を済ませ、短い夫婦の時間、お茶を飲みながらため息ばかりです。

「ほんとに参っちゃう。でも心配は募るばかりだから、行かないわけにもいかないし...」

「そうだなあ、毎日こう遅くなるんじゃ、仕事にも差し支えるなあ」

「いっそ実家で暮らした方が楽かも...」

妻の何気ない一言に「え?」と聞き返しました。

「いや、だからね、実家で暮らしちゃえば少しは楽になるかなあって」

義父の勘違いを本当にしてしまおうって言うこと? 

お茶をすすっている妻の顔を見ながら、今さら同居か? と、戦々恐々の気分です。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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コメント一覧

違うでしょ。別居ってことでしょ。父親の介護して遅くに帰って挙げ句投稿者の面倒みなくちゃいけないんだもの大変でしょう。
自分の心配しかしないんですね。奥さん可哀想。
大変なのは奥様なのにご自分の心配しかなさらないのですね。 日中一人にしておくのも限界なのでは。お金を出して施設にお願いするとか奥様か投稿者さんが早期退職して面倒をみるとか考えた方がいいのでは。 面倒もみないで遺産を狙っている親御さんより面倒みてあげたら義理親さんから奥様に相続があるかもしれませんよ。夫婦の共有財産にはなりませんけどね。

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