<この体験記を書いた人>
ペンネーム:あきら
性別:女
年齢:53
プロフィール:主人と2人暮らしの共働きの主婦です。腹部の脂肪が悩みのタネです。
53歳、主人と2人暮らしの主婦です。
どちらかといえば痩せ型ですが、40歳を過ぎた頃から腹部に脂肪が付き始めました。
とはいってもそれほど見苦しくなく「これ以上、太らなければいいや」ぐらいの感覚でいました。
そんな私がダイエットを決意したのは1年半前のことです。
なぜなら、ふと気がつくと食事をすると特別に大食いしたわけでもないのに、腹部が空気を入れたように膨らむようになってしまったのです。
腹部の膨らみ方は尋常ではなく、冗談ではなくスカートのホックが弾け飛ぶほどでした。
「ここまでお腹が膨らむのは、病気なのかもしれない」と不安を覚えた私は、かかりつけの内科医院で受診しました。
検査結果は異常なしで、便秘などの症状もないので、「おそらく加齢により腹筋が弱っただけ」との診断が下されました。
「腹筋が弱った」というのがピンと来なかったので、私は帰宅するとスカートを脱ぎ、自分の腹部に視線を落としました。
すると、下腹の贅肉がダラーンと垂れ下がっているではありませんか。
贅肉は以前からついていましたが、垂れ下がってはいませんでした。
「何これ?」と反射的に贅肉をつまむと、まるでお餅のようにビヨーンと伸びました。
そのまま鏡に立つと、そこには絵に描いたような三段腹が映っていました。
「いつの間にこんなことに」と驚くと同時に、私は「腹筋が弱る」という意味を理解しました。
そして、半年ぶりに体重計に乗ると、なんと4キロも増加しているのです。
「このままじゃいけない」と私はダイエットを決意し、図書館からダイエット本を借りまくり、ネットでも情報を集めました。
私は極端な食事制限や激しい運動などを避け、「無理なく続けられて、お金もかからず、体に良さそうなもの」をテーマに、3つのダイエット法を選びました。
1つ目のダイエット方法は「お腹が空いていないときは食べない」というものです。
空腹ではないけれど、口が寂しくて何となく食べてしまう。
そんな経験がある方は多いのではないのでしょうか。
私はまさにそうで、お腹はいっぱいなのに、お菓子をダラダラ食べ続ける習慣がありました。
そこをまず改善!
空腹になるまで何も口にしないようにしました。
最初は口寂しさに負け、お菓子などを食べてしまうこともありましたが、一カ月も経った頃には「お腹が空いていないときは、食べたくない」という当たり前の感覚を取り戻しました。
同時に普段の食事でも「食べ過ぎは気持ち悪い。腹八分目がちょうどいい」と感じるようになりました。
2つ目のダイエット方法は「できるだけ歩く」です。
可能な限りバスや自動車などを利用せずに、ひたすら歩きました。
最初は筋肉痛になることもありましたが、最近では逆に歩いた方が気持ちがいいようになってきました。
3つ目のダイエット方法は「1分でもいいから、筋トレや美容体操を毎日行う」です。
テレビを観ながらストレッチをしたり、スーパーのレジに並んでいる間に、お腹を引っ込めて腹筋を鍛えたりと、隙間時間を利用して実行しました。
これらの3つを、ときにはサボりつつも続けたところ......
1年後には、体重が5キロ減っていました!
それから半年経った今でもリバウンドはありません。
腹筋も強くなったようで、食後にお腹が膨れることはなくなりました。
残念ながら腹部の贅肉はまだつまめますが、垂れ下がることも、伸びることもありません。
完璧ではありませんが、私のダイエットは、成功したといっていいのではないでしょうか。
どのダイエット方法も、慣れると気持ちの良いものですので、これからも続けていきます。
誰にでも効果があるかはわかりませんが、私には合った方法だったうようです。
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