高血圧に、最強「塩出し食材」5選。塩分の排出に役立つカリウムなどの栄養素が豊富!

脳卒中や心筋梗塞など、さまざまなリスクを秘めた高血圧。「男性よりも女性の方が血圧は低めだから...」と油断をしてはいませんか? 実は更年期以降の女性は高血圧になりやすく、その際のリスクは男性よりも高めなのだとか。そこで今回は、東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科教授の市原淳弘(いちはら・あつひろ)先生に「"血圧を確実に下げる"10の方法」を教えてもらいました。

教えてくれたのは:東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科教授 市原淳弘(いちはら・あつひろ)先生


専門は内分泌疾患全般および高血圧診療。特にホルモン異常による高血圧、閉経期以降の高血圧など。著書、テレビ出演多数。

2.なす

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なすに多く含まれるGABAギャバ)はアミノ酸の一種で、高血圧予防にとても役立つと注目されています。

GABAは体内に吸収されると、血管を収縮させるノルアドレナリンの分泌を抑制し、血圧の上昇を防ぐ効果があります。

●低温調理でGABAを活性化
なすを60℃で加熱処理するとGABAが増えたという報告が。できれば低温調理がおすすめです。

●皮ごと食べてポリフェノールも摂る
皮にはポリフェノール「ナスニン」が充実。抗酸化作用が高く、動脈硬化の予防にも。

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電子レンジで作る蒸しなすなら、丸ごと栄養を摂れます。

3.ほうれん草

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NOのもととなる硝酸塩が多く含まれているほうれん草は、血圧コントロールに欠かせない食材。

カリウムはもちろん、血圧を下げるのに効果的といわれる機能性成分クロロフィルの他、ビタミンC、鉄分なども充実しています。

●赤い根はミネラルがいっぱい
赤い根の部分にはマンガンというミネラルが豊富で、塩出しをサポートしてくれます。

●栄養豊富な葉はサラダ用で!
葉にはNOのもととなる硝酸塩やビタミンCが豊富。生食用(サラダ用)ならそのまま味わえます。

【加熱調理にご注意!】
ほうれん草に含まれる栄養素は熱に弱いので、加熱時間はできるだけ短くするのが正解です。

【次ページ:果物や飲み物でも塩出し】

 

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この記事は『毎日が発見』2021年5月号に掲載の情報です。

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