正座にひざ裏伸ばしにウォーキング! 「足」を使って血管を広げる3つの「NO体操」で高血圧改善へ

脳卒中や心筋梗塞など、さまざまなリスクを秘めた高血圧。「男性よりも女性の方が血圧は低めだから...」と油断をしてはいませんか? 実は更年期以降の女性は高血圧になりやすく、その際のリスクは男性よりも高めなのだとか。そこで今回は、東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科教授の市原淳弘(いちはら・あつひろ)先生に、血管を広げる「NO体操」を教えてもらいました。

1.正座&足踏み【1日3セット×2回】

正座をする(60秒)

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背筋を伸ばして正座をします。かかとにお尻をのせて全体重をかけて60秒、その状態を維持しましょう。

その場で軽く足踏み(30秒)

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立ち上がり、その場で30秒間足踏みをします。

[これでリセット]
足には太い動脈があり、曲がっていた股関節を伸ばすことで、圧迫されていた動脈が開放され、血液が勢い良く流れ出します。この血流のスピードが血管の内皮細胞を刺激し、NOの産生がアップ。

【次ページ:いすに座って"ひざ裏伸ばし"】

 

<教えてくれた人>
東京女子医科大学 高血圧・内分泌内科教授
市原淳弘(いちはら・あつひろ)先生
専門は内分泌疾患全般および高血圧診療。特にホルモン異常による高血圧、閉経期以降の高血圧など。著書、テレビ出演多数。

この記事は『毎日が発見』2021年5月号に掲載の情報です。

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