【宇宙と物理の知恵】りんごも月も引き合っている!「万有引力の法則」をわかりやすく解説
子どもの頃、授業で習った「太陽や星の動き」「地球の自転や公転」「重力」――。当時は難しく感じた宇宙や物理の話も、年齢を重ねた今、改めて触れてみると「そういうことだったのか」と新たな発見があるかもしれません。そんな大人の「学び直したい」という好奇心に寄り添ってくれる一冊が、『宇宙と物理のしくみがわかる! すごすぎる宇宙・天文の図鑑』(KADOKAWA)です。SNSでも話題の天文物理学者で、信州大学工学部准教授でもあるBossBさんが、遠い宇宙の神秘から身近な物理の不思議まで、豊富な図解とともにやさしく解き明かしてくれます。
※本記事は天文物理学者BossB (著)による書籍『宇宙と物理のしくみがわかる! すごすぎる宇宙・天文の図鑑 』から一部抜粋・編集しました。
【天体と物理】りんごも月も落ちている!万有引力の報告
高い山の上から大砲を放つと、砲弾は曲線を描いて地面に着地します。ならばもっとパワフルな大砲を使えば、より速いスピードで砲弾は放たれ、より遠くに着地できるはず。ではさらに、もっともっと大砲をパワフルにしていったら……?
砲弾の描く曲線が地球の曲がりと一緒になると、砲弾は地上に着地できなくなり、落ち続け、地球を回ります。実は月も同じです。地上で物が落ちる時にその物に働いている力と同じ力が月に働いているのです。だから月も落ち続け、地球を回っている。この力を重力または万有引力といいます。地球と物、または月に働く重力は、2体の質量に比例し、2体間の距離の2乗に反比例します。
万有引力の法則は、「なぜ惑星は動くのか? 楕円軌道をとるのか?」を説明することができます。天と地は同じ物理法則で成り立っていることを示し、天と地を統一したのがニュートンです。地球も土星も隕石も、太陽に落ち続けているのです。
豆知識
ニュートンはリンゴが落ちるのを見て重力を考えたといわれていますが(真実かはわからない)、ニュートンの家にあったリンゴの木のクローンが1964年日本に贈与され、小石川植物園で生き残っています。

