「仕事を転々としていた父に振り回されながらも、節約や資産運用をして3人の子どもを育て上げた堅実な義母。そんな義母が孫たちのために保険をかけてくれていました。ある日届いた娘名義の保険の満期を知らせるハガキ。それを見た私たちは何とも言えない気持ちになってしまったのです...」

堅実な義母が密かに孫6人にかけた保険。10年後、届いた満期のハガキで知った切ない事実<後編>(2)

■お金の達人の義母がなぜ!?

どうやら義母が孫たちに保険をかけてくれていたようで、10年ほど前に満期を迎えた自分の保険を、孫たちの名義でかけなおしていたようなのです。

「相続税対策よ、いつ死ぬかわからないから若い人たちに使ってほしいのよ」

そう言っていたと、夫を通して聞きました。

大変驚きつつもありがたく、娘たちと一緒に保険の契約の確認をしました。

ですが、よく調べてみると、掛け金に比べて満期金がだいぶ少なくなっているのです。

私の娘6人分で、10年かけて130万円ほどの掛け金を支払っていたのに、満期で戻ってきたのは100万円強くらい。

義母の性格からして、おそらく甥や姪にも同じようにかけているのでしょう。

合計すると100万円近く損をしていることになります。

義母が夫たちを育てていたころは、保険も国債も金利が5%を超えていた時代です。

10年も預ければ、元のお金が1.5倍ほどにもなることも普通だったと聞いています。

ですがこの超低金利時代は勝手が違ったようなのです。

金利が高かった時代の感覚で、義母がポンポン保険契約していたことにも少し驚きました。

しかし、孫たちがお金に困らないようにとの祖母心だったのに、大金を損していたのかと思うと、いたたまれない気持ちになりました。