スマホにロックをかけていますか? 紛失した際に悪用されないようロックを設定しておく必要があります。20年にわたって携帯電話業界を取材し続けているジャーナリストの村元正剛さんに、スマホの「スマホのロックのかけ方」を教えていただきました。
スマホを安全に使いたいなら「顔や指紋で、ロックをかけて」使いましょう!
スマホの中には、連絡先やメール、撮影した写真など、たくさんの個人情報が入っています。
また、スマホだけで買い物ができる決済サービスを利用する人も増えてきました。
万が一、スマホを失くしたり、盗まれたりしたときに、知らない人に悪用されないようにロック(操作の制限)をかけておきましょう。
スマホのロック方法は、暗証番号や画面をなぞるパターンが一般的です。
最近は、さらに安全性を高めるために、顔認証や指紋認証によるロックが普及してきました。
例えば、顔認証を登録すると、スマホに自分の顔を向けるだけでロックを解除できるようになります。
マスクを着けている場合など、顔認証に失敗した場合は、暗証番号をタップしてロックが解除できる仕組み。
つまり、2種類の鍵をかけられるわけです。
なお、指紋認証を使う場合は、複数の指の指紋を登録できます。
Face ID(顔認証)を設定する~ iPhone の場合~
ホーム画面(※1)の「設定」をタップして、「Face IDとパスコード」を選択しましょう。「Face IDをセットアップ」をタップしましょう。「開始」をタップします。画面の案内に従って、画面に向けた顔を動かしましょう。予備のロック解除方法として、6桁の数字のパスコードを設定しましょう。
すでに登録している場合は、Face IDを登録する前に、入力が求められます。最後にApple IDのパスワード(iPhoneの初期設定時に決めたもの)の入力が求められます。入力して「続ける」をタップすると設定が完了します。
※タップとはとは、画面上の記号や項目などを指先でコンと軽く1回たたく基本操作。
iPhoneは機種によってロック方法が異なります
ホームボタンがないiPhoneは、顔認証を設定できます。
ホームボタンがあるiPhoneは、ホームボタンが指紋センサーになっています。
Touch ID(指紋認証)を設定する~ iPhone の場合~
ホーム画面の「設定」をタップして、「Touch IDとパスコード」を選択しましょう。「指紋を追加...」をタップしましょう。
画面の案内に従って、ホームボタンに指を当てて、指紋を登録しましょう。予備のロック解除方法として、6桁の数字のパスコードを設定しましょう。
すでに登録している場合は、指紋を登録する前に、入力が求められます。
指紋認証を設定する~Android の場合~
ホーム画面の「設定」をタップし、次に「ロック画面とセキュリティ」をタップしましょう。「指紋設定」をタップしましょう。
続いて表示される画面では「次へ」をタップしましょう。予備のロック解除方法を選択しましょう。
ここでは「指紋+パターン」を選択しました。
すでに登録している場合は、ここでの設定は不要です。画面に表示される9つの点をなぞるパターンを登録。
2回なぞる必要があります。ロック画面(※2)に表示させる通知(お知らせ)を設定します。
好きなものを選んで「完了」をタップしましょう。「次へ」をタップして、指紋の登録に進みましょう。画面の案内に従って、指紋センサーに指を当てて、指紋を登録しましょう。「完了」をタップすると指紋が登録されます。
複数の指を登録することをおすすめします。
【今月のスマホ用語】
※1 ホーム画面:スマホのロックを解除すると表示される基本の画面。
※2 ロック画面:ロックがかかった状態で、スマホの電源をオンにすると最初に表示される画面。
文/村元正剛