ポイント?優待?それとも...?コツコツ続けてお金を生み出す!地味だけど節約家おすすめの錬金術/節約ハック

「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。

※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。

ポイント?優待?それとも...?コツコツ続けてお金を生み出す!地味だけど節約家おすすめの錬金術/節約ハック pixta_29486072_S.jpg前の記事「まずは住居費、通信費、保険料から!真っ先にやるべき、おすすめの固定費削減術/節約ハック(11)」はこちら。

 

「地味だけどお金を生み出す」節約家おすすめの錬金術

「お金がもっとあればいいなあ~」って漠然と思っていませんか?
投資のようにお金を一気に増やす夢のようなことはありませんが、ちょっとしたコツで小さなお金やポイントを作ることはできます。実践していくとコツコツとお金が貯まります! 「リスクを極力廃する」ことを中心にしたおすすめの方法をまとめておきます。

 

(1)株主優待タダ取り(クロス取引)
以前の項目で軽くお伝えしましたが、株主優待を証券会社の手数料だけで取得する方法です。いわゆるクロス取引といわれているものですね。

株主優待の権利がもらえるタイミングで、現物買いと信用売りの取引を同時に行うと、証券会社の手数料だけで株主優待が手に入ります。例えば、優待があった場合に、500円程度の手数料で入手できます。ただし、100%うまくいく方法ではないので、やる時には十分気を付けてくださいね。

 

(2)せどり
安くモノを買って、それ以上の値段で売るのが「せどり」です。
元手は必要になりますが、相場よりも安いものを見つけて適正な価格で売った差額が利益になります。仕入れ値をなるべく下げる努力をすれば、お金を生み出しやすいです。あとはセンス次第です。「商売のカン」を磨けるのでおすすめしています。

 

(3)電子マネーにクレジットカードからチャージしてポイントを貯める
住民税・自動車税・固定資産税など、税金の負担を少し軽くする方法があります。それは電子マネーのnanacoを使って税金を支払うこと。厳密には、一部のクレジットカードから電子マネーにチャージすることで、クレジットカードのポイントが付与されます。あとは、チャージした電子マネーで税金の支払いを済ませるだけ。資金移動しているだけなのに、ポイントが貯まるというお得な状態が生まれます。

 

(4)銀行取引でコツコツ貯める
ネット銀行などでは、各取引ごとに現金やポイントがもらえるサービスがあります。内容は各銀行によって異なりますので、自分が利用している銀行について一度調べてみるといいですよ。普通に利用しているだけでいいのが、うれしいですよね。

 

(5)ポイントを現金と同じように使う方法
おまけのようなポイントも、今は現金と同じように使えます。

●ポイントで資産運用する
楽天カードの楽天スーパーポイントは、楽天証券で販売されている投資信託の購入代金に使えます。積立にも使えます。

●ポイントでふるさと納税する
Tポイントがあれば、「ふるさと納税」に使うのがお得です。単純に支払金額が安くなるだけでなく、納税した分は寄付金控除になるので所得税も安くなりますよ。

●期間限定ポイントで商品券を買う
有効期限の短い期間限定ポイントは、商品券の購入をおすすめします。額面1000円商品券が1100円などで売られていて、レートは悪いですが、ポイントをまるまるムダにしないですみます。

 

(6)節税対策でお金を生み出す方法
節税して税金の負担を減らすことで、結果的に使えるお金を増やすことができます。

●ふるさと納税
先ほども紹介しましたが、ふるさとチョイスなどのサイトからふるさと納税した場合は、「Yahoo!公金支払い」でTポイントが使えます。

●個人型確定拠出年金(iDeCo)を使う
掛け金が全額所得控除になるので、かける年数が長ければ長いほど、節税効果は大きいです。ただし、60歳まではお金を引き出せないので、利用する際には慎重に。

●(フリーランス向け)小規模企業共済を使う
フリーランス(個人事業主)であれば、小規模企業共済もぜひ使いたいところです。
月の掛け金が1000~7万円まで500円単位で自由に設定でき、掛け金は全額所得控除になります。最大で年間84万円も所得控除にできるので、税率が20%だとすると16万円以上も支払う税金が減ります。これも20年以上掛け続けないと掛け金が全額戻ってこないデメリットもあります。ほかにも、「倒産防止共済」などの制度があります。

 

次の記事「使うところは思い切り!節約家のケチらないお金の使い道は「自己投資」になるかで判断/節約ハック(13)」はこちら。

 

 

松本博樹(まつもと・ひろき)

1983年生まれ、神戸市出身神戸市在住。5年間会社員としてプログラマーをした後、独立。独立時点でマイホーム購入、次の仕事のあてがゼロ、子どもが産まれる直前だったことから、節約生活を決意。同時にブログで記事を書けばおもしろいのでは、というアイデアから2011年5月にブログ「ノマド的節約術」をスタート。Web制作やせどりなど複数の仕事にチャレンジしながら、最終的に自分に一番合うとわかったブログ・サイト運営の事業に一本化し、日々節約や貯金などのお金に関する情報を発信中。


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『この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科』

(松本博樹/KADOKAWA)

月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者に、現代の節約術を学べ! 脱サラ時点で仕事のあてゼロ、マイホーム購入、長男誕生間近……と、生活苦に陥った筆者が実践してきたイマドキの節約のコツを84個厳選して紹介。天才でも、カリスマでもない「普通の人」が必死に知恵を絞った、「誰でもできるちょっとしたコツ」が満載です。「自分と家族が一生、生活に困らないようにしたい」と思ったら読むべき一冊にまとまりました。

 

「ノマド的節約術」

 

この記事は書籍『この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科』からの抜粋です

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