あなたは毎日「やりたいことだけ」に向き合って、1日の時間を満喫できていますか?
自分がやりたいことはこれじゃない...。でもどうでもいいことに時間を追われて、やりたいことができない。便利な家電が増え、デジタル化も進んだ現代なのに、なぜか「時間がない」という悩みが絶えることがない、と感じていませんか?
月収20万から、1日実働2時間で月収1000万円を超えた筆者による、「最幸」の時短術を惜しみなく公開します!あなたもぜひ「幸率」の良い人生を!
※この記事は『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短理』(米山 彩香/KADOKAWA)からの抜粋です。
前の記事「興味をもったらすぐに「小さく」チャレンジして!道はそこから拓ける/最高の時短(8)」はこちら。
フィードバックを得ることが「努力をしない」秘訣
「反応」があってこそ、行動を繰り返す
苦しさ、つらさを感じる作業として、「(相手の)反応がわからないもの」というものもあります。
つまり「やったことに対してのフィードバックがない」ということ。
たとえば私が会社員の頃、書類整理や仕分けといったルーティン作業が苦手だった理由も、毎度毎度同じことの繰り返しがイヤだったという側面もありますが、その作業をこなし、就業時間内に目標を達成したとしても、それに対して何らかの反応があるものではなかったから、ということもあるでしょう。
「1人で黙々と作業をこなす」ことが好きな人や、「誰からも干渉されたくない」という人もいるでしょうが、やはり人間は、自分のやったことに対して良いフィードバックがあることで、さらに行動を続けていくものだと思います。
たとえば今の私の仕事でいえば、「ブログを更新する」ということも、更新したブログに対して誰からも、何の反応もなければ、それはちょっとむなしい作業になってしまうでしょう。実際に私の仲間でも、「人の反応が見えないから(ブログアップを)やる気になれない」という人もいます。
それに対してフェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSは、たとえば写真を1つアップしただけでも、すぐに「いいね!」がつくというフィードバックがあります。
だからこそ、SNSは多くの人が苦もなくやり続けられるわけです。
私の好きな「ゲーム」もまた、「得点」や「ステージアップ」というかたちですぐにフィードバックがもらえるものです。だから、みんな喜んで没頭するわけですね。
関連記事:「つらい努力は努力にあらず? 目標達成は「楽しいから」できるのです/最高の時短(7)」
これは「私は人に評価されたいタイプ」といった、性格の問題ではないでしょう。作業に対してフィードバックがあれば、その作業をムダなものだとは感じない。フィードバックの内容を楽しみにする......人間の心理といえるはずです。
人からのフィードバックは、行動を後押しする燃料です。ビジネスのマネジメントにおいて「(部下を)褒める」という手法が注目されるのも、褒め言葉というフィードバックを与えて、相手の行動を促すという意図があるからです。
私のコミュニティでも、ブログをたくさんアップした会員に対してみんなが「いっぱい書いたね」「すごいね」と賞賛すると、その会員は、さらにブログをたくさんアップするという傾向があります。
私自身、子どもの頃に楽しく勉強に精を出したのも、テストでよい成績を取ると、両親や学校の先生が「よくがんばったじゃない」と褒めてくれたことがきっかけであることは間違いないでしょう。
フィードバックを集めて達成感にひたる
フィードバックは、SNSの例のように、「人の反応」だけではありません。目標を数値化し、その数値を把握するのも、立派なフィードバックです。
たとえばあなたがダイエットをしているとして、日々減っていく体重を体重計で確認するのは、楽しいことだと思いませんか?
「達成感」を得て、次の行動を促すには、数字というフィードバックが欠かせないのです。
「今日は1日がんばった」という自分の思いには、フィードバックがありません。しかし、上司や友人、家族が「今日はがんばったね」「お疲れ様でした」といってくれたら、明日もがんばろうという気持ちになりますよね。
これがフィードバックの効果です。
フィードバックは、「すぐに」もらえるものが効果的です。
インスタグラムで「この写真の『いいね!』の数は、来月末に表示します」なんてことになったら、がっかりでしょう。
「努力しない秘訣」とは、「苦しいこと、つらいことをしない秘訣」ともいえます。
もしあなたが、今やっていることを苦しい、つらいと感じるならば、何らかのかたちでフィードバックを得る手段を考えてみてはいかがでしょう。
たとえば「反応のないブログ」であれば、無理やりでもいいから友人や家族に読んでもらい、感想を聞く......それだけでも大きなフィードバックです。
もちろん、仕事の結果についてくる「お金」がフィードバックになることは、いうまでもありません。ノーギャラの作業よりも、ギャラが発生する作業のほうが、より力を注ぐことができる......これは道徳的に間違ったことなのではなく、人として当たり前の心理でしょう。働けば働くほどお金というフィードバックがある、だから仕事の虫になる......このスタイルを否定するつもりは、まったくありません。
自分が得るフィードバックを、1種類に限定する必要はないでしょう。
人の言葉、数字......いろんなフィードバックを集めましょう。
◆アクションプラン
毎日5つは誰かからフィードバックもらう
次の記事「効果測定は必須! 最速のトライ&エラーが結果を生み出していく/最高の時短(10)」はこちら。