効果測定は必須! 最速のトライ&エラーが結果を生み出していく/最高の時短

あなたは毎日「やりたいことだけ」に向き合って、1日の時間を満喫できていますか?
自分がやりたいことはこれじゃない...。でもどうでもいいことに時間を追われて、やりたいことができない。便利な家電が増え、デジタル化も進んだ現代なのに、なぜか「時間がない」という悩みが絶えることがない、と感じていませんか?
月収20万から、1日実働2時間で月収1000万円を超えた筆者による、「最幸」の時短術を惜しみなく公開します!あなたもぜひ「幸率」の良い人生を!

※この記事は『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短理』(米山 彩香/KADOKAWA)からの抜粋です。

 

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効果が出ないものはすぐに切り捨てる。

超高速トライ&エラーで人生のムダをなくす

1つのことに全力で集中するのではなく、何でもやってみる......。
さまざまなことをやってみる中で、自分にとって得意で楽しいと思える、本当にやるべき作業は必ず見つかるはずです。
「何でもやる」というのは、この自分がやるべき仕事を見つけるための手段。結果は二の次で、「これがやりたい」「これならできる」というものを探す段階といえます。

ですから、やってみて「結果が出る感触」が感じられないものは、すぐにやめてしまわなければなりません。
たとえば私のようにネットでビジネスを展開しようとしても、もしあなたが「ブログを立ち上げて更新をする」という作業に苦痛を感じたりするようであれば、別のやり方にスイッチしたほうがいい、ということです。

ダイエットのために「毎朝ランニングをしよう」と決めても、どうしても走ることが苦痛だ、つらい......と感じたままならば、いつまでもランニングにこだわらず、別の運動方法を試してみたほうがいい、ということです。

それこそ「石の上にも3年」的な「やり続ければ結果が出る」という考え方もありますが、私の考える効率的な人生の時間の使い方は、「やらなくていいことはやらない」という、ムダを極力排除するもの。自分がやるべきことだけやれば、それが近道である、ということです。

「結果が出る感触を感じられない」ものをやめるためには、「期限」と「数値」を基準に考えるといいでしょう。「石の上にも3カ月」といいましたが、もちろん、取り組むタスクによって目安とする期限は違います。

関連記事:「興味をもったらすぐに「小さく」チャレンジして!道はそこから拓ける/最高の時短(8)」

たとえば、10日かかっていた作業が3日で終わるようになったというように、ある程度回数を経るごとに作業時間が短くなっていく、それでいて、行っていて苦痛を感じない、というものは、自分に合ったタスクだといえるでしょう。

「数値」とはすなわち「成果」です。
やってみて、自分が思うような成果が出なかったものは、すぐに切り捨てるのです。
私が今の仕事で最近切り捨てたタスクは、「ポッドキャスト」の配信です。

もちろん、ポッドキャスト自体が情報発信の手段としてよろしくない、というわけではありません。あくまでも、私には合わなかった、ということです。

ポッドキャストは半年近く試みましたが、再生数がなかなか伸びない。同時に行っていたユーチューブにラジオをアップするというやり方のほうが、数字的にも伸び率が高いものでした。ですから、ポッドキャストは切り捨て。そこにかける時間は、別のタスクに回せる時間なのですから。

時間は、実際に効果のあることにフォーカスして使わなければなりません。

 

ダイエットで体重計に乗らないバカ

今は「効果測定」が簡単にできる時代です。特にネットを使ったビジネスでは、発信した情報の検索回数、訪問数、再生数など、さまざまな数字をいつでも計測することができます。

また、他の仕事でも、金額(売上等)や時間、顧客数など、さまざまな角度からさまざまな要素を計測することが可能です。

この「効果測定」「計測」こそが実は、「努力をしない」ためにとても重要なことです。
私の元に集まるネットで稼ぎたいという方々を見ていても、効果の出ない作業をいつまでもダラダラと繰り返している人は、「計測」をおろそかにしている場合が多いものです。「先週は何リスト獲得できたんですか?」と聞いても、「えーっと、先週は計測していないので、ちょっとわからないですね」と、答えられないのです。

中には、あえて計測をしない、という人もいます。「せっかくやると決めたことなのに、計測して効果がなかったらやる気が失(う)せるから......」というのが、その人の言い分です。まさに本末転倒とはこのこと。

たとえばダイエットでいえば、「もしあまり体重が減っていなかったらがっかりだから、体重計には絶対乗らないようにする」というようなものでしょう。これでは、もしムダな努力を続けていたとしても、それに気づくことさえできず、いつまでも的外れな作業を繰り返すのです。

計測、効果測定とは、必要な作業、不要な作業を数字で一目瞭然にするためのものです。
ただ、いかに「不要な作業」が発見できたとしても、もしそれが自分で「やっていて楽しい作業」だとしたら、簡単に切り捨てることは難しいと考える人もいるでしょう。そう、前述の私の例でいえば「寝る間も惜しんでやり続けるマリオカート」のようなものです。

関連記事:「つらい努力は努力にあらず? 目標達成は「楽しいから」できるのです/最高の時短(7)」

ポッドキャストは思ったような数字が出ない。でも楽しい、ラクだ。
ユーチューブは効果的だということが数字に表れている。でも面倒だ。
そんな思いがあったとしたら、「楽しいこと」を優先してしまうかもしれない......。

しかし、あまり心配する必要はないでしょう。
なぜならば、「数字が出る」「効果が挙がっているのを実感する」ということは、とても「楽しいこと」だからです。ダイエット時にどんどん減っていく体重を見ること、お金を貯めるときに、どんどん貯まっていく預金通帳を眺めること、SNSでどんどん増えていく「いいね!」の数を見ること......どれもとても楽しいことだと思いませんか?
「目標に近づいている様子が数字で見える」ことは、何より楽しいことであるはずです。

 

◆アクションプラン


効果が出るものは2割。1週間やって手応えがないものは切り捨てる


 

 

米山 彩香(よねやま あやか)

株式会社NEXT LEVEL SOLUTION代表取締役。1987年生まれ。千葉県出身。東京理科大学大学院イノベーション研究科知的財産戦略専攻修士課程修了。シャープ株式会社をはじめとした大手企業に勤務。
会社員時代に「大学院に通いながら弁理士試験を目指す」という多忙な生活を2年間送った経験と、大学院での研究成果や知見をもとに、すべての行動における時短の追求、徹底したムダの排除、1分単位のスキマ時間でどこにいても何をしていても超集中力を発揮できるメソッドなどを構築。仕事のスピードの速さはどの職場でも評価され、残業なしで圧倒的な成果を出す。しかし、次第に会社員という働き方に疑問を感じ、会社に頼らず「1日実働2時間」ほどでストレスフリーなライフスタイルを実現したいと思うようになる。そこで、独自に研究を重ねた時短術を活用し、起業準備を進めたところ、昼休みの30分から始めた副業で初月から会社員の収入を超える。それがきっかけで起業を決意。事務所なし、従業員なしで独立1年目から億単位の売上を創出しつつ、実働は1日平均2時間ほど。現在は「ゆるく・楽しく・気ままに」をテーマにしたブログやコミュニティを運営し、会社収入に頼らずストレスフリーに生きる人を多数輩出し、「お金と時間の悩みがなくなる時短術」を広める活動も行っている。著書に『お金と時間緒悩みが消えてなくなる 最高の時短』(KADOKAWA)などがある。


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『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短』

(米山 彩香/KADOKAWA)

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この記事は書籍『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短』からの抜粋です
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