あなたは毎日「やりたいことだけ」に向き合って、1日の時間を満喫できていますか?
自分がやりたいことはこれじゃない...。でもどうでもいいことに時間を追われて、やりたいことができない。便利な家電が増え、デジタル化も進んだ現代なのに、なぜか「時間がない」という悩みが絶えることがない、と感じていませんか?
月収20万から、1日実働2時間で月収1000万円を超えた筆者による、「最幸」の時短術を惜しみなく公開します!あなたもぜひ「幸率」の良い人生を!
※この記事は『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短理』(米山 彩香/KADOKAWA)からの抜粋です。
前の記事「人の反応=フィードバックを1日5つもらえれば結果につながる道になる/最高の時短(9)」はこちら。
効果が出ないものはすぐに切り捨てる。
超高速トライ&エラーで人生のムダをなくす
1つのことに全力で集中するのではなく、何でもやってみる......。
さまざまなことをやってみる中で、自分にとって得意で楽しいと思える、本当にやるべき作業は必ず見つかるはずです。
「何でもやる」というのは、この自分がやるべき仕事を見つけるための手段。結果は二の次で、「これがやりたい」「これならできる」というものを探す段階といえます。
ですから、やってみて「結果が出る感触」が感じられないものは、すぐにやめてしまわなければなりません。
たとえば私のようにネットでビジネスを展開しようとしても、もしあなたが「ブログを立ち上げて更新をする」という作業に苦痛を感じたりするようであれば、別のやり方にスイッチしたほうがいい、ということです。
ダイエットのために「毎朝ランニングをしよう」と決めても、どうしても走ることが苦痛だ、つらい......と感じたままならば、いつまでもランニングにこだわらず、別の運動方法を試してみたほうがいい、ということです。
それこそ「石の上にも3年」的な「やり続ければ結果が出る」という考え方もありますが、私の考える効率的な人生の時間の使い方は、「やらなくていいことはやらない」という、ムダを極力排除するもの。自分がやるべきことだけやれば、それが近道である、ということです。
「結果が出る感触を感じられない」ものをやめるためには、「期限」と「数値」を基準に考えるといいでしょう。「石の上にも3カ月」といいましたが、もちろん、取り組むタスクによって目安とする期限は違います。
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たとえば、10日かかっていた作業が3日で終わるようになったというように、ある程度回数を経るごとに作業時間が短くなっていく、それでいて、行っていて苦痛を感じない、というものは、自分に合ったタスクだといえるでしょう。
「数値」とはすなわち「成果」です。
やってみて、自分が思うような成果が出なかったものは、すぐに切り捨てるのです。
私が今の仕事で最近切り捨てたタスクは、「ポッドキャスト」の配信です。
もちろん、ポッドキャスト自体が情報発信の手段としてよろしくない、というわけではありません。あくまでも、私には合わなかった、ということです。
ポッドキャストは半年近く試みましたが、再生数がなかなか伸びない。同時に行っていたユーチューブにラジオをアップするというやり方のほうが、数字的にも伸び率が高いものでした。ですから、ポッドキャストは切り捨て。そこにかける時間は、別のタスクに回せる時間なのですから。
時間は、実際に効果のあることにフォーカスして使わなければなりません。
ダイエットで体重計に乗らないバカ
今は「効果測定」が簡単にできる時代です。特にネットを使ったビジネスでは、発信した情報の検索回数、訪問数、再生数など、さまざまな数字をいつでも計測することができます。
また、他の仕事でも、金額(売上等)や時間、顧客数など、さまざまな角度からさまざまな要素を計測することが可能です。
この「効果測定」「計測」こそが実は、「努力をしない」ためにとても重要なことです。
私の元に集まるネットで稼ぎたいという方々を見ていても、効果の出ない作業をいつまでもダラダラと繰り返している人は、「計測」をおろそかにしている場合が多いものです。「先週は何リスト獲得できたんですか?」と聞いても、「えーっと、先週は計測していないので、ちょっとわからないですね」と、答えられないのです。
中には、あえて計測をしない、という人もいます。「せっかくやると決めたことなのに、計測して効果がなかったらやる気が失(う)せるから......」というのが、その人の言い分です。まさに本末転倒とはこのこと。
たとえばダイエットでいえば、「もしあまり体重が減っていなかったらがっかりだから、体重計には絶対乗らないようにする」というようなものでしょう。これでは、もしムダな努力を続けていたとしても、それに気づくことさえできず、いつまでも的外れな作業を繰り返すのです。
計測、効果測定とは、必要な作業、不要な作業を数字で一目瞭然にするためのものです。
ただ、いかに「不要な作業」が発見できたとしても、もしそれが自分で「やっていて楽しい作業」だとしたら、簡単に切り捨てることは難しいと考える人もいるでしょう。そう、前述の私の例でいえば「寝る間も惜しんでやり続けるマリオカート」のようなものです。
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ポッドキャストは思ったような数字が出ない。でも楽しい、ラクだ。
ユーチューブは効果的だということが数字に表れている。でも面倒だ。
そんな思いがあったとしたら、「楽しいこと」を優先してしまうかもしれない......。
しかし、あまり心配する必要はないでしょう。
なぜならば、「数字が出る」「効果が挙がっているのを実感する」ということは、とても「楽しいこと」だからです。ダイエット時にどんどん減っていく体重を見ること、お金を貯めるときに、どんどん貯まっていく預金通帳を眺めること、SNSでどんどん増えていく「いいね!」の数を見ること......どれもとても楽しいことだと思いませんか?
「目標に近づいている様子が数字で見える」ことは、何より楽しいことであるはずです。
◆アクションプラン
効果が出るものは2割。1週間やって手応えがないものは切り捨てる