ネットなどで「義両親との折り合いが悪いのに、配偶者が役に立たない」という相談を見かけることは多いですよね。しかし実際に間に挟まれることになった配偶者は、どのような気持ちを抱えているのでしょうか。とある女性からは、夫と自身の母親の折り合いが悪く悩んでいるという相談が寄せられています。
母親にキレる夫にはどう対応すべき?
相談者は、理系大学院卒で研究職に就く夫をもつ40代の女性。女性の実母と夫は気が合わず、最近では夫が「お前の母親とはもう会いたくない、電話で話もしたくない」と怒ってしまったのだそう。
夫は「頭が悪く、下らない話しかしないのに上から目線だから」とその理由を明かしており、実際に母親の会話は「近所・親戚・病気・健康・テレビ」といったものがメイン。またカタカナの名称をきちんと覚えられないため話が分かりづらいとコメントしています。
そのため頭が良くてキツイ性格をしている夫は、「頭が悪い」妻の母親にどや顔で何かを言われることに耐えられないよう。母親の悪い点もわかっている女性はしょうがないと思いつつ、自分にとってたった1人の母親への夫の態度に悲しい気持ちに。いったいどうすればいいのか、アドバイスを求めていました。
これにはネット上で「夫を変えるのは難しいと思うので、夫と母親の会話を必要最低限にするしかないんじゃない?」「別居してるなら無理に関係を持とうとしないほうがいい」「夫も結婚してから何十年も我慢していたんだろうし、直接の関わりを少しずつ減らしていくようにしてみては?」といった意見が続出。折り合いが悪いまま関係を続けるより、ちょうどいい距離感を探すべきという声が多いようです。
両親同士が不仲な場合も...
夫と自分の両親ではなく、夫の両親と自分の両親の仲が悪いという場合も。ネット上では、両親同士の関係に悩んでいる女性からの相談が寄せられています。
きっかけは女性の母親が細かいことに口をはさみだしたこと。その後自身の母親と夫が結婚式の金銭関係で揉めて関係はさらに悪化。結婚式の出席をキャンセルしようとしたことで相手の両親も怒り、亀裂は決定的なものに。反発しあう両家の関係に、今後どうしたらいいのか意見を求めていました。
この相談にはネット上で「相談者の両親にも悪い部分があるし、お互い会わないことが一番平穏だと思う」「どちらとも距離を置いて、冷静な目線を忘れないことが大切だと思います」「親同士が会うことなんてめったにないんだし、のらりくらりとかわしていくしかないと思う」といった意見が。
自身と義両親の仲が悪い場合は配偶者に「どうにかしろ!」と思う人が多いようですが、実際は「ちょうどいい距離感を見つける」のが賢い選択なのかもしれませんね。
文/藤江由美