汗をたくさんかく真夏は、少し洗濯物をためると、雑菌が繁殖して臭いも気になります。そこで、"洗濯王子"として人気の中村祐一さんに、この時期の洗濯ワザを教えてもらいました。「特に白っぽい衣類の汗汚れは、洗濯しても皮脂やたんぱく質が落としきれていないと、黄ばんできます。効率よく汚れを落とすコツを知っていると、より気持ち良く着られて、衣類も長もちしますよ」と中村さん。夏に面倒なアイロンがけやクリーニングの手間を省く技も伝授してくれました。
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真夏の洗濯ワザ
1分脱水&伸ばし干しで暑苦しいアイロンがけを省く!
暑い時期は避けたいアイロンがけ。真夏は洗濯物がすぐ乾くので、脱水は1分でも十分。さらにシワがつきにくい干し方をすれば、アイロンなしでも衣類がピン!
基本 1分脱水でシワを防ぐ
長く脱水するほど衣類にシワができます。多少水けが残ってもいいので、手動設定で脱水を1 分にし、終了後はすぐに干して。
【上手な干し方 シャツ編】
シャツは最初によく振りさばいて
シャツはボタンを留めずに洗い、脱水後、両肩部分を持って上下によく振りさばく。
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全体のシワが伸びたら、シワが寄りやすい縫い目部分をよく引っ張って伸ばす。
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ハンガーにかけて一番上のボタンを留め、身頃を両手で挟んでパンパンとたたいて干す。
【上手な干し方 ズボン編】
ズボンはピンチハンガー2本で筒状に
シャツ同様に振りさばいて縫い目を引っ張って伸ばし、ピンチハンガー2本で腰を丸くつって干す。はいた状態に近いほど、シワが寄りにくい。
【上手な干し方 帽子編】
夏の帽子は立体干しで形をキープ
1分脱水後、バスタオル数枚を丸めて頭の形に沿って詰めて。
シワを伸ばし、そのままつり干しを。
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取材・文/山﨑さちこ 撮影/木下大造