「my神棚」へお供えすれば細かい物だってもう失くさない!/発達障害の仕事術

pixta_2664364_S.jpg仕事や人間関係がうまくいかない...「もしかして自分は大人の発達障害なのでは?」と悩む人が増えています。しかし、その解決策を具体的に示した本は少ないのが現状です。

本書『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』は発達障害の当事者が、試行錯誤と度重なる失敗の末に身につけた「本当に役立つ」ライフハック集。うつでもコミュ障でも、必ず社会で生き延びていける術を教えます!

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前の記事「「片づけられない物」は「本質ボックス」にぶっこめばすっきり解決!?/発達障害の仕事術(16)」はこちら。

 

おばあちゃん流「大事な物は神棚に置け」

この「聖別」を意図的に起こすことができれば、それは恐ろしく便利です。高価な万年筆を持ち歩くという長年の夢が叶う可能性があります。僕はその方法について考えてみました。

そこで思い出したのが、僕の祖母のことです。祖母は、大事な物品を神棚に置くという、僕にとってよくわからない行動をしていました。例えば、実印とか通帳とか中国株を運用する投資信託のあれとか(その後、それは面白い値動きをして面白いことになりました。本人はあまり面白くなかったかもしれないですが)。

よくわからない現象を起こすにはよくわからないこと、すなわち儀式をやってみるというのが世界的な原則です。そういうわけで、僕はとりあえず部屋に神棚を作ってみました。机のスペースの一部を仕切ってクリーンに保ち、「神棚」と名づけたのです。

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そこにひとまず名刺入れ(最も聖別する必要のあるアイテムでした)、ネクタイピン、腕時計、スマートフォンの予備電源などを置いてみました。毎日帰ってきたらそこに置き、効果はよくわからないけれど毎日拝んでみました。祖母がそうしていたように。

僕自身も驚いたのですが、すごい効果が出ました。僕はそれらの物をなくさず、必要なときに持ち出し、またそこに戻すことができるようになったのです。名刺入れとネクタイピン、それにボールペンは完全な「聖別」に成功し、定期購入する必要がなくなりました。ネクタイピンやペンは定期購入すればいいですが、「名刺入れ」は紛失すると場合によっては結構危ないので、これは本当に助かりました。おかげで、僕は現在ちょっといいペンを使っています。とても書き味が良いです。

「聖別」された紛失リスクの小さいアイテムを5個くらいまで増やすと、生活の利便性はちょっと信じられないくらい向上します。ツイッターでも「効果が出た」という声がいくつも見られました。ぜひとも試してください。

 

【まとめ】
・片づけに迷ったら、全部ひとつの箱にぶっこめ!
・本質ボックスは、3つまでに収めよう
・よく使う細かい物は、「神棚」にお供えしよう

  

次の記事「スペースは「ゴチャゴチャ」と「すっきり」を二極化すれば使いやすい/発達障害の仕事術(18)」は近日公開。


借金玉(しゃっきんだま)

1985年生まれ。診断はADHD(注意欠陥多動性障害)の発達障害者。幼少期から社会適応が全くできず、登校拒否落第寸前などを繰り返しつつギリギリ高校までは卒業。色々ありながらも早稲田大学を卒業した後、何かの間違いでとてもきちんとした金融機関に就職。全く仕事ができず逃走の後、一発逆転を狙って起業。一時は調子に乗るも昇った角度で落ちる大失敗。その後は1年かけて「うつの底」から這い出し、現在は営業マンとして働く。


 

『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』

(借金玉/KADOKAWA)

社会生活がうまくいかず苦しむ「大人の発達障害者」が増えていると言われる現代日本。発達障害によって30歳を前に人生をほぼ破たんさせかけた著者が、試行錯誤で編み出した「発達障害者のため」の今日から使えるライフハックを多数紹介! 仕事や人間関係がうまくいかない全ての人のための「日本一意識が低い」自己啓発書です。

この記事は書籍『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』からの抜粋です
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