渡米以来、音楽活動の傍ら「ソロめし」の腕を磨いてきた大江千里さん。冷蔵庫にある食材で、毎回「これが最後のメシ」と思えるひと皿を、心を込めて丁寧に作る―。そして最高のお客様である「自分」をおもてなしするそうです。本書のレシピにはサイド・ミュージックが選曲されているため、料理を作りながら思わず踊りたくなってしまうかも?『ブルックリンでソロめし! 美味しい!カンタン!驚き!の大江屋レシピから46皿のラブ&ピース』より、選りすぐりのレシピ&エッセイをご紹介します。
※本記事は大江千里著の書籍『ブルックリンでソロめし! 美味しい!カンタン!驚き!の大江屋レシピから46皿のラブ&ピース』から一部抜粋・編集しました。
【前回】「お客様は自分!」毎回「最高の晩餐」と思えるメシでもてなそう
真夏限定、スイカの冷製パスタ
Midsummer limited, Cold Watermelon Pasta
夏ならではの冷製パスタを作ってみます。
パスタはカッペリーニよりも歯ごたえがあり、冷製でいただくときに冷たいソースを絡める楽しさ満点のロングパスタ。
フェデリーニにしました。
太さは直径1.4ミリ前後。
フェデリーニはカッペリーニとスパゲッティの中間にあるパスタで「糸」が語源。
あっさり味の軽いソースや冷製パスタに向いています。
[ 材料 ]
スイカ、トマト、玉ねぎ、きゅうり、パスタ(フェデリーニ)、サルサソース、イタリアンドレッシング、黒胡椒、白胡椒、赤唐辛子、オレガノ、半熟ゆで卵、塩、山椒、七味
[ 作り方 ]
1. スイカは自分の好みで細かくカットします。
2. サルサソースとイタリアンドレッシングをミックスしたものと、刻んだトマト、玉ねぎを混ぜ、1 を加えます。黒胡椒をかけて冷蔵庫で冷やします。
3. スイカは肉との相性が微妙なので、肉は使わず瓜つながりできゅうりのスライスを入れてみます。丁寧に薄切りにし、2 に混ぜて冷やします。
4. 3のソースに今回はオレガノや白胡椒、赤唐辛子を加えてみました。
5. パスタはアルデンテが鉄則。塩を加えてゆでます。
6. 麺がゆで上がったら、温かさが残らぬように麺を冷水で締めます。
7. 4 のソースに絡めます。トスアップするように丁寧に少しずつ盛り付けます。
8. トッピングの半熟卵には塩と山椒、七味を振ります。洋物にちょっぴり和のアクセント。
9. 体の中がヒンヤリして夏にぴったりなメニューになりました!
感想
真夏ならではの果実ともう一品を組み合わせることで、冷製のパスタにオリジナルレシピができちゃいます。
たとえば「白桃と白エビのポモドーロ」とか「ダックとマンゴーのバルサミコ」「ぶどうとルッコラの塩冷製パスタ」とか「いちごとささみのバルサミコピリ辛風」とか。
カッペリーニだと新鮮なイカの刺身と粗塩だけでネギをいっぱいかけていただくのもアリですね。
♪本日のサイド・ミュージック
"Cantaloop (Flip Fantasia)" (Official Video)Us3