まろやかなうま味の和風ピクルスは、食欲が落ちがちな夏にぴったり。漬物のようにそのまま食べたり、おかずにアレンジして酢のパワーを積極的に取り入れてみませんか。料理研究家でシェフの川上文代(かわかみ・ふみよ)さんに「和風ピクルスの簡単アレンジ」を教えてもらいました。
【前回】たんぱく源をプラスして栄養バランスアップ! 簡単「夏野菜のピクルス」アレンジメニュー
和風ピクルスを野菜の一つとして使うのもおすすめ。
たんぱく源と合わせるとおかず、麺などいろいろな料理に展開でき、栄養バランスのいい一品に。
ピクルスは漬け汁ごとソース代わりに
「まぐろの揚げ焼きパプリカのせ」
+まぐろ
1人分319kcal/塩分2.9g
材料(2人分)
パプリカの白だしピクルス...150ℊ
刺し身用まぐろ(さく)...160ℊ
(A)酒、しょうゆ...各大さじ1
(A)おろししょうが...小さじ1
片栗粉...大さじ3
ピクルスの漬け汁...大さじ3
揚げ油...適量
作り方
(1)まぐろは1.5cm幅に切り、(A)をからめて15分おく。汁けを拭き、片栗粉をまぶす。
(2)鍋に揚げ油を190度に熱し、(1)を1分ほど揚げる(中は半生でよい)。油をきって器に盛り、パプリカをのせてピクルスの漬け汁をかける。好みでイタリアンパセリを添える。
さっと炒めるだけ。かつお節の香りがふわり
「ゴーヤのさっぱりチャンプルー風」
+豚肉
1人分301kcal/塩分1.2g
材料(2人分)
ゴーヤの塩麴ピクルス...160ℊ
豚こま切れ肉...200ℊ
ごま油...小さじ1
しょうゆ...小さじ1
こしょう、かつお節...各少々
作り方
(1)フライパンにごま油を熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わったらしょうゆ、こしょうをふり、ゴーヤのピクルスを加えてさっと炒める。
(2)器に盛り、かつお節を散らす。
彩りもさわやかな夏らしい一品
「みょうがと枝豆の混ぜ寿司」
+枝豆
1人分301kcal/塩分3.6g
材料(2人分)
みょうがの梅干しピクルス...4個
塩ゆで枝豆...40ℊ(40粒)
温かいご飯...茶碗2杯分(300ℊ)
ピクルスに漬けた梅干し...2個
ピクルスの漬け汁...大さじ2
塩...小さじ1/3
作り方
(1)みょうがは粗みじん切りにする。枝豆は薄皮を取る。ピクルスの漬け汁は塩を加えて混ぜる。
(2)ボウルにご飯を入れて、(1)を加えて全体を混ぜる。広げて冷まし、器に盛り、ピクルスの梅干しを添えてほぐし混ぜながら食べる。
取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト*ゴ) 撮影/吉田篤史 栄養計算/スタジオ食