甘くおいしい春キャベツの季節が到来。わずか3つの材料で作れる「塩麴酢キャベツ」で、腸内ケアをはじめましょう。管理栄養士で料理研究家の成澤文子(なりさわ・あやこ)さんに「塩麹酢キャベツの作り方とアレンジレシピ」について教えてもらいました。
「塩麹酢キャベツ」はココがスゴイ
●腸内の善玉菌を増やす
●食後血糖値の上昇を防ぐ
●キャベツのビタミンCで老化を予防
●免疫維持、リラックス効果が期待できる
●皮下脂肪や内臓脂肪の減少が期待できる
●カリウムが体内のナトリウムの排出をサポート
「塩麴酢キャベツ」の作り方
作ってから冷蔵庫に入れて2時間ほどおけば完成。食べる直前にごま油をまわしかけても。
冷蔵庫で1週間保存可
1/4量当たり26kcal/塩分0.5g
材料(作りやすい分量)
キャベツ...1/4個(250g)
塩麹、酢...各大さじ1と1/2
食品保存用のポリ袋...1枚
(1)キャベツはざく切りにし、ポリ袋に入れる。キャベツの上から塩麴と酢をまわしかける。
(2)しっかり揉み込み、ポリ袋の空気を抜いて口を縛り、冷蔵庫に入れて熟成・保存する。
※保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合があります。
※ポリ袋は清潔で完全に乾いたものを利用してください。
「塩麴酢キャベツ」の簡単アレンジレシピ3
塩麴酢キャベツの酸辣湯(サンラータン)スープ
酢とラー油を加え、酸辣湯風に仕上げたスープです。お好みで鶏むね肉やねぎ等を加えても。
1人分140kcal/塩分1.3g
材料(2人分)
塩麴酢キャベツ...100g
春雨(乾燥)...20g
溶き卵...1個分
こしょう...少々
ラー油...適宜
(A)水...500ml
(A)鶏ガラスープの素...大さじ1/2
(A)酢...大さじ1/2
(A)ごま油...小さじ1
作り方
(1)鍋に(A)を入れて中火にかけ、沸騰したら塩麴酢キャベツと春雨を加える。
(2)再度沸騰したら弱火にし、フタをして3~4分加熱する。
(3)中火に戻し、溶き卵を流し入れ、こしょうを振る。味をみて、足りないようであれば塩少々(分量外)を加える。
(4)器に盛り、ラー油をお好みでまわしかける。
塩麴酢キャベツと刺身のごま和え
刺身は、ごまの風味とマッチする白身魚がおすすめ。春においしくなるマダイで作れば、ご褒美感のある一皿に。
1人分164kcal/塩分0.7g
材料(2人分)
塩麴酢キャベツ...100g
刺身(お好みで)...100g
青じそ...5枚
しょうゆ...小さじ1
ごま油...小さじ1/2
白すりごま...小さじ1
作り方
(1)刺身はさくであれば薄いそぎ切りにする。青じそは茎を除いてせん切りにする。塩麴酢キャベツは汁気を切る。
(2)ボウルに刺身を入れ、しょうゆ、ごま油を加えてサッと和える。
(3)(2)に塩麴酢キャベツ、青じそ、すりごまを加えて混ぜ合わせる。
塩麴酢キャベツとツナのレモンサラダ
レモンがやさしく香る、春らしい爽やかなサラダ。ツナの代わりにサラダチキンを加えてもおいしくなります。
1人分134kcal/塩分0.7g
材料(2人分)
塩麴酢キャベツ...150g
ツナ水煮缶...1缶(70g )
ミニトマト...4個
(A)オリーブ油...小さじ1
(A)レモン汁...小さじ1/2
作り方
(1)塩麴酢キャベツは汁気を軽く切る。ツナは汁気を切り、軽くほぐす。ミニトマトはヘタを取って縦半分に切る。
(2)ボウルに(1)と(A)を加えて混ぜ合わせる。
取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン 栄養計算/成澤文子