毎日を楽しむヒント!「温もりいっぱい。赤い花のクリスマス」/暮らしの晴れ間

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「温もりいっぱい。赤い花のクリスマス」をお届けします。

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Tシャツの端切れで作ったスノーマン人形は、毎年この時期に登場する飾り。金だわしをちぎった帽子をちょこんとかぶせて。

温もりいっぱい。

赤い花のクリスマス

12 月になると、赤い色が恋しくなります。

きらきら光る飾り付けは卒業したけれど、いまもやっぱり、クリスマスが気になるのです。

部屋にちりばめたのは生花、ドライフラワー、それから毛糸の花...。

どれもほっこりとしたやさしい赤で、冬の日差しの中でも、明かりの下でもきれい。

北風に吹かれた体が温まります。

靴下のドア飾りには、手編みの花モチーフを

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靴下は古いカーディガンの腕をカットして作ったもの。余り毛糸で編んだ赤い大輪を咲かせました。下に添えたのはゴーテリアの実。

ポインセチアの鉢植えが我が家のツリー

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ポインセチアはクリスマスフラワーと呼ばれる花。今年はローズ色を選びました。北風に弱いので、西日が差し込むリビングに。

こっくりと色を増した鶏頭のドライフラワーを玄関先に

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秋に庭を賑わせてくれた鶏頭を窓辺に吊し、ドライフラワーにしました。乾いた冬の空気の力を借りて、花の色はいっそう鮮やかに。夕暮れ時のやさしい日差しとキャンドルの炎に映えます。

【12月の定番ランチ】

ルッコラの煎餅あえ

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裏庭のプランターで育てたルッコラを使った一品。寒さが厳しくなると採れなくなるので、これが今年最後の収穫です。作り方はとても簡単。葉を洗って食べやすい大きさにちぎり、すり鉢でくだいた煎餅であえ、食べる直前にオリーブオイルをかけるだけ。煎餅のうま味と塩味がルッコラのほろ苦さとよく合います。

取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年生まれのガーデナー。静岡県熱海市在住。幼い頃から一途に独学で多くの植物を育て、憧れだった里山暮らしを体現している。熱海市の公園や駅の植栽を手がけたこともある。

この記事は『毎日が発見』2022年12月号に掲載の情報です。

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