「子どもの自己肯定感」を高めるために効果的な方法とは?/絵本の読み方 選び方

コロナ禍以降、子どもと過ごす時間が増えている方が多いのではないでしょうか。そこで、絵本の読み方や選び方、読み聞かせの効果などについて理解を深めて、子どもと充実した時間を過ごしませんか? 書籍「子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方 選び方」(パイ インターナショナル)から、子どもに絵本をもっと読んであげたくなる豆知識を紹介します。

※本記事は仲宗根 敦子著の書籍『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方 選び方』から一部抜粋・編集しました。

【前回】「ママが使う言葉」によって子どもに大きな差が! ポジティブなワードが大切!/絵本の読み方 選び方

「子どもの自己肯定感」を高めるために効果的な方法とは?/絵本の読み方 選び方 pixta_60855046_S.jpg

子どもの自己肯定感を高めるには、まず自分から

「私自身の自己肯定感が低いので、子どもには自己肯定感の高い子になって欲しい。」とよくママたちから相談をいただきます。

重ねてお伝えしますが、自己肯定感とは、自分の存在を肯定し、自分自身を大切にしようとする気持ちのことです。

自己肯定感が高ければ高いほど、気持ちが安定し、毎日が楽しくなり、前向きな行動ができるようになり、豊かな人生を謳歌できます。

一方で、自己肯定感が低いと、自分に自信がなく、自分や周りを信じることができず、気持ちが不安定になり、人生をなかなか楽しめないと言われています。

親であれば、子どもが「自分のことが好き」「私ならできる」などと言える子に育って欲しいのは当然です。

また大人も、自分の周りに、すぐに諦めたり、成果を出す前にやめてしまったり、自己否定から被害者意識になる人がいるよりも、「何とかなる」「やってみます」等と前向きで、失敗しても自分を否定しない、失敗と自分を分けて考えられる人がいる方が、毎日が楽しくなると思いませんか?

「私ってダメなの」「自信がなくて......」「ごめんね、こんなママで」といった自己肯定感が低いママから、残念ながら自己肯定感の高い子どもは育ちません。

そう、まずはあなた自身の自己肯定感を高めることが大切です。

「絵本」は、自分自身の脳に肯定的な言葉をかけてあげながら、自分を癒やす、最高のツールでもあります。

絵本の読み聞かせは、親子の自己肯定感を一緒に高めてくれるのです。

自己肯定感を高めるためには「生産」すること

日常では、落ち込んだり、感情を子どもにぶつけたりすることも、もちろんあるでしょう。

自己肯定感は高くなったり、低くなったり、一定ではなくゆらぐものです。

では、高い状態を維持するためにはどのようにすればいいでしょうか?

映画を見たり、ショッピングに出かけたり、あるいは好きな絵本を購入するといった行動でも、気を紛らわせられるかもしれません。

でも、それら何かを「消費」する行動だけでは、残念ながら、あなたの自己肯定感を高い状態に維持することや、状態を一定にすることはできないのです。

なぜなら、そのような「消費」行動は続けないといけないからです。

自己肯定感を高め、一定にするために必要なのは、「消費」とは逆の「生産」する行動です。

あるいは、自分の中からわき上がる、何かをやりたい! 楽しい! という情熱を感じられる行動とも言えるかもしれません。

あなたの「好き」や「得意」なことは何ですか?

「好き」や「得意」なことは、これからもずっと続けていきたいですよね。

ずっと続けるにはどうしたらいいでしょう。

例えばママなら、子どもの幸せのために、毎日絵本の読み聞かせをしたり、おいしいご飯を作ったりすることも、子どもの未来に投資する、素晴らしい「生産」です。

絵本を読むときは、抱っこをしたり、そばにピタッと寄り添って読んであげましょう。

お子さんが安心感を得て情緒が安定します。

絵本の読み聞かせと同時にスキンシップの時間にもなります。

子どもに言った言葉は、自分自身への言葉になる

先ほど、脳は否定形を理解できないとお伝えしました。

さらに、「脳は主語を理解できない」とも言われています。

正確に言うと、大脳新皮質(理性)は主語を理解しているけれど、大脳辺縁系(心の脳)は主語を認識できないということです。

ということは、普段お子さんに言っている言葉は、実は、自分自身に言っている言葉でもあります。

絵本を読み聞かせているときも同じです。

子どもに読んであげているようで実は自身にも聞かせてあげています。

読み聞かせの効果が腑に落ちると、ママ自身も読み聞かせの効果がインプットされていきます。

子どもが読み聞かせを楽しんでいる姿を見ることによって、ママ自身も親子の絆を感じ、癒やされているのです。

実際に、絵本講座の受講後に読み聞かせを始めて、2週間ぐらい経ったころから「イライラしなくなりガミガミ言わなくなった」「穏やかに過ごせている日が多くなった」と、多くのママから報告をいただいています。

絵本で肯定的な言葉が蓄積され、子どもが喜んでいる姿を見て、自分は役に立っているという感覚、「自己有用感」が高まります。

自己有用感は自己肯定感を高める要因の一つと言われています。

【まとめ】

絵本の言葉で脳を癒やすことで、親子で自己肯定感が高まる。

絵本による肯定的な言葉の蓄積と、子どもの喜ぶ姿で親も「自己有用感」が高まり、癒やされていく。

 

仲宗根 敦子

絵本の読み聞かせ方を指導する一般財団法人「絵本未来創造機構」代表理事。 絵本講座以外に文章講座、夢を叶える講座などを主催し、教育機関や公立図書館等での講演を行う。絵本読み聞かせのプロフェッショナルとして、同機構の認定講師約800人が国内外で活躍している。

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※この記事は『子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方 選び方』(仲宗根 敦子 (著) 篠浦 伸禎 (監修)/パイ インターナショナル)からの抜粋です。

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