親の心子知らず。古い言葉ですが、時代が変わっても、子どもたちの振舞いに親が悩まされるのは変わらないようです。この子たちは将来どんな大人になるのだろう? そんな気にさせられる5つのエピソードがこちらです。
1.「勉強するから環境を整えて」だと? 勉強は自分のためだと分かってる?
「大学受験を控えている我が息子。やれ勉強に集中するために机を新しくしたいとか、テレビの音がうるさいとか、文句ばかりで一向に勉強しようとしません。お願いされて有料のレンタル自習室での勉強を認めましたが、WiFi、冷暖房完備の快適な空間なのですが...実際にしっかり勉強しているのか心配は絶えません。よその家では、予備校に入れたのに3日で辞めた子もいるとか...今どきの『受験生様』のわがままぶりにはあきれるばかりです」(まるおじさん、52歳)
勉強のための有料スペースというのは便利そうですが、意欲さえあれば別に自宅でも...と思うのは昭和の感覚でしょうか...? 合格という結果を出してくれるのを祈るばかりです。
2.その恋、後悔しない? 親の私と同じで「危険そうな男の子」に惹かれる娘
「中学生になった娘に初めて彼氏ができました。現代の女の子はデートよりLINEでやり取りする方が好きなようで、それくらいならいいかと黙認していましたが、どうやら相手の男の子はかなりのプレイボーイだったようです。浮気(?)が発覚して別れたのですが、まだ未練がある様子。そんな相手を好きになっても後で泣くだけなのに...と思いつつ、強く言えないのは私も昔、そんな恋ばかりしていたから。そこは似なくてもいいのにな...」(GoldenFishさん、47歳)
子どもが自分と似てほしくないところばかり似る。そう言うお父さん、お母さんは多いようですね。でも、同じ経験をしていれば娘さんが傷ついたとき、いいアドバイスができるかもしれません。
3.ああ、妻と娘の「最恐タッグ」だ...妻の激情を受け継いだ娘が怖い!
「妻は自分で『感情が先行して抑えられない』という激情家タイプ。聞けば母親(義母)も同じで、服をハサミで切り刻み、畳にフォークが突き刺さるような激しい喧嘩をしていたそうです。その激情は娘にも受け継がれたようで、受験について意見が分かれたときは、私がドン引きするほど激しく言い合っていました。そうかと思えば一緒にお風呂に入って仲良くしていることもあり、感情の起伏が激しすぎるんです。私だけがいつもビクビクしています」(まさかずさん、42歳)
まだ奥さんと娘さんのバトルに巻き込まれたことはないそうですが、いつか衝突したらと思うと毎日がドキドキしそうです。2人の気性が穏やかになるといいですね...。
4.もう少しましな嘘をつけよ...思春期の娘の嘘が雑すぎる!
「我が家の可愛い三姉妹。それぞれ個性がありますが、最近の悩みの種はお調子者の次女です。気分屋なところも思春期だしな~と思っていいましたが、気になるのはとっくに終わったテストの結果が『まだ出てないよ』というような、見え見えの嘘をつくところ。ある程度は許してきましたが、つけておくべき歯の矯正装置を『つけている』と言い張り、最終的には失くして壊したときはさすがに叱り、スマホの使用時間を短くする罰を与えました。でもこの見え見えな嘘、どこまで責めていいのやら...」(umeyoさん、45歳)
次女は「マイペース」「要領が良くて世渡り上手」などと言ったりますが、娘さんにもそういった傾向があるのかもしれませんね。しかし、テストの結果なんかは遅かれ早かれ出さなきゃいけないものだと思うのですが...。
5.ロマンを求めて安定した職を捨てる? 息子よ、お願いだから冷静になってくれ...
「どこか飄々としたところがある我が家の長男。大学もいつの間にか決めて映像系の学校に進学していました。卒業後、安定した職に就いたので安心していたのですが、ある日、会社を辞めたいと相談されました。詳しく聞いてみると、先輩と一緒に起業したいというのです。『この不景気の中、安定した職を手放すのか?』と説得しましたが、大事なことはいつも勝手に決めてしまうので、不安を募らせながら見守っています」(ウジさん、59歳)
起業は成功する可能性もありますが、やはり親としてはリスクが心配になってしまうもの。いい大人だと分かっていても、子どものことは放っておけないのが親心ですね...。
まるで自分の昔を見ているようで不安...という方が多いのは、「自分と同じ苦労はしてほしくない」という気持ちの裏返しなのかもしれませんね。その親心がお子さんたちに届いていることを願うばかりです。