<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まるおじ
性別:男
年齢:52
プロフィール:専業主婦の妻と高校生、小学生の子供2人の4人家族の父です。つい先日、4年近い単身赴任生活を終え、自宅に戻りました。
私は私立の男子校に通う高校3年生の息子を持つ会社員です。
いよいよ受験生となった息子ですが、注文ばかりで一向に勉強の進まない状況にモヤモヤしています。
高校2年生までは部活や遊びに熱中して勉強に全く身が入っていなかった我が息子も、3年生が近づいて周囲が受験モードに入ると、遅ればせながら受験のことを気にかけ始めました。
しかし、ようやく勉強に力を入れるのかと思いきや、あれこれ口実をつけてなかなかやろうとしません。
最初は自宅では集中できないからと言って図書館に行って勉強していました。
雑談する人がいるので気が散って集中できない、自宅で勉強したいので環境を整えて欲しいというので、自室の机と椅子をリニューアルしました。
ここまではまだ仕方がないと思っていたのですが、今度は近所の子どもが夕方遅くまで外で騒いでうるさい、リビングのテレビの音が耳障りだ、とあれこれ不満を言い始めました。
そしてもう自宅では勉強ができないと言い出し、友人が行っているというレンタル自習室のパンフレットを持ってきて、自分も使いたいと言い出しました。
はじめはそんなワガママなことは認めないと夫婦で反対していたものの、他の友人たちも自分よりずっといい環境で勉強しているからと言い張ります。
そして頑として自宅で勉強しようとしない息子に根負けし、4月からレンタル自習室を契約することになりました。
契約時に自習室を見た妻によると、とても綺麗でフリードリンク付き、Wi-Fi完備の快適そうな空間だったとのことでした。
高いレンタル料を払い、雑然とした事務所で仕事している私よりもずっと恵まれた環境で優雅に勉強しているのかと思うと、やりきれない気持ちになります。
しかし、ここまでしても成績は相変わらずの低空飛行。
受験生とは思えないほどのんびりしている息子にいら立つ毎日です。
そして先日、夫婦で街中に出かけているとき、そのレンタル自習室を紹介してくれた同級生のご両親とバッタリ出会いました。
最初は他愛もない雑談をしていたのですが、そのうち子どもたちの勉強の話になり、話を聞くと向こうのご両親も自分の子のワガママっぷりに困っていた様子。
しばらくお互いの息子のことで愚痴り合うことになってしまいました。
その息子さんは、高い授業料を払ってテレビでおなじみの有名講師のいる某予備校に入ったものの、たった3日通っただけで講義が面白くないからと言って行かなくなるなど、我が子以上のヒドさに呆然となりました。
もちろん、こんな子たちばかりではないのでしょうが、クーラーもない部屋で扇風機に当たって暑さを我慢しながら勉強していた私からすると信じられない話ばかりでした。
きちんと成果を出してくれれば良いのですが、果たして...。
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