使えないと思われがちな野菜の廃棄部分。実は皮や軸、芯にも栄養があり、おいしく食べられるんです! 「捨てる」を「食べる」に変えるエコレシピ、ぜひ試してみてください。今回は、管理栄養士・料理研究家の成澤文子(なりさわ・あやこ)さんに「しいたけを捨てない食べ方」を教えてもらいました。
軸だって栄養がある!
しいたけ
食物繊維やビタミンDに加え、血中コレステロール値や血圧を下げるエリタデニンという特有成分が含まれるしいたけ。
調理では軸を取ることが多いですが、軸にも栄養素が含まれています。
軸は食感がかたいので、細く裂くなど食べやすい形で摂取しましょう。
【捨てがち】
軸:食物繊維やビタミンDで、整腸や骨活効果も!
《もっと知りたい! しいたけのこと》
干すと栄養価もアップ!
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、干すことで含有量がアップ。買ったら、ひだを上にして3~4時間ほど日光に当ててから調理すると効果的です。
軸は手で取るのがラク
かさの根元から軸を持つと、ポキッと簡単に手で取れます。軸の下の石づきは包丁で切り落とし、汚れがあれば濡れたペーパータオルや指で取りましょう。
トースターですぐ作れる!
「しいたけのゆずこしょうマヨ焼き」
軸の食感も楽しい!
1人分34kcal/塩分0.3g
材料(2人分)
しいたけ...4個
(A)マヨネーズ...小さじ2
(A)ゆずこしょう...小さじ1/4
作り方
(1)しいたけは軸を手で取り、石づきを切り落として軸を縦に裂く。
(2)Aを合わせ、しいたけのかさの裏に等分に塗る。
(3)温めたオーブントースターにアルミホイルを敷き、(2)を並べる。あいているところに軸を広げて3~4分ほど焼く。器に盛り、軸を等分にのせて、好みで青のり少々(分量外)をふる。
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取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト* ゴ) 撮影/難波雄史