新にんじんが店頭に並び、みずみずしくて甘味があり生でもおいしい季節です。さらににんじんの色素成分β-カロテンは抗酸化力が高く、活性酸素による細胞の損傷を防いで免疫力を高め、がんや動脈硬化の予防に役立ちます。また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、肌荒れや乾燥肌などの肌トラブルや目の疲れ改善、鼻やのどの粘膜細胞の保護にも効果があります。そんなにんじんはたくさん食卓に取り入れたいですよね。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、にんじんパワーを効率よく摂れる「酢にんじんちょい足しレシピ」を教えていただきました。
酢にんじんちょい足しレシピ
にんじんに豊富に含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAに変わりますが、油と一緒に摂取すると吸収率がアップします。
酢にんじんはせん切り、ひらひら切り、どちらでもお好みで使ってください。
「塩昆布との即席漬け」
1人分46kcal/塩分1.2g
材料(2人分)
酢にんじん...100g ※基本の酢にんじんの作り方は本記事の下部参照
塩昆布...10g
ごま油...小さじ1
作り方
酢にんじんは軽く汁をきり、塩昆布、ごま油を加えてあえ、なじんだら器に盛る。
「くずし豆腐」
1人分141kcal/塩分0.3g
材料(2人分)
酢にんじん...50g ※基本の酢にんじんの作り方は本記事の下部参照
もめん豆腐...1パック(200g)
長ねぎの白い部分(みじん切り)...10cm分
ごま油...小さじ2
塩...少々
作り方
① 豆腐は厚さを半分に切り、器2枚にそれぞれをのせ、1cm角に四角く切り目を入れ、塩を振る。
② 酢にんじんを等分にのせ、長ねぎを散らし、ごま油をかける。箸またはフォークで豆腐をつぶし、全体を混ぜていただく。