肌荒れや目の疲れには、油でビタミンAの吸収率アップ♪ 「酢にんじん」ちょい足しレシピ5選

新にんじんが店頭に並び、みずみずしくて甘味があり生でもおいしい季節です。さらににんじんの色素成分β-カロテンは抗酸化力が高く、活性酸素による細胞の損傷を防いで免疫力を高め、がんや動脈硬化の予防に役立ちます。また、β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、肌荒れや乾燥肌などの肌トラブルや目の疲れ改善、鼻やのどの粘膜細胞の保護にも効果があります。そんなにんじんはたくさん食卓に取り入れたいですよね。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、にんじんパワーを効率よく摂れる「酢にんじんちょい足しレシピ」を教えていただきました。

酢にんじんちょい足しレシピ

にんじんに豊富に含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAに変わりますが、油と一緒に摂取すると吸収率がアップします。

酢にんじんはせん切り、ひらひら切り、どちらでもお好みで使ってください。

「塩昆布との即席漬け」

肌荒れや目の疲れには、油でビタミンAの吸収率アップ♪ 「酢にんじん」ちょい足しレシピ5選 2103_P042_01.jpg

1人分46kcal/塩分1.2g

材料(2人分)
酢にんじん...100g ※基本の酢にんじんの作り方は本記事の下部参照
塩昆布...10g
ごま油...小さじ1

作り方
酢にんじんは軽く汁をきり、塩昆布、ごま油を加えてあえ、なじんだら器に盛る。

「くずし豆腐」

肌荒れや目の疲れには、油でビタミンAの吸収率アップ♪ 「酢にんじん」ちょい足しレシピ5選 2103_P042_02.jpg

1人分141kcal/塩分0.3g

材料(2人分)
酢にんじん...50g ※基本の酢にんじんの作り方は本記事の下部参照
もめん豆腐...1パック(200g)
長ねぎの白い部分(みじん切り)...10cm分
ごま油...小さじ2
塩...少々

作り方
① 豆腐は厚さを半分に切り、器2枚にそれぞれをのせ、1cm角に四角く切り目を入れ、塩を振る。
② 酢にんじんを等分にのせ、長ねぎを散らし、ごま油をかける。箸またはフォークで豆腐をつぶし、全体を混ぜていただく。

【次ページ:「酢にんじん」を納豆やチーズ、フルーツと一緒に♪】

 

<教えてくれた人>

管理栄養士 料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

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『村上祥子のシニア料理教室』

(村上祥子/女子栄養大学出版部)

1,300円+税

月に一回開かれるシニア向け料理教室で人気のメニューが満載。「これならできる!」「食べやすい!」と生徒さんたちに大好評の130のレシピを公開しています。

この記事は『毎日が発見』2021年3月号に掲載の情報です。

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