東日本大震災から10年。改めて防災について考えてみた方も多いのではないでしょうか。でもなにから始めればいい? 万が一に備えるべきものは? 家でやるべき備えは? 今回は、そんな疑問の中から「100均で買える防災リュックに入れるべき防寒用品、食品」について災害レスキューナースの辻直美さんにお訊ねしました!
災害後の3日間を想定して中身を揃えることが大切
非常時に活躍する防災リュック。
市販されているものは高価なため、「そのうち準備すればいいかな」と、ついつい後回しにしてしまっていませんか?
「もしかしたら今日地震が起きるかもしれない。明日家が流されてしまうかもしれない。災害は決して非日常ではなく、日常的に起こりえるもの。ですから、高い防災グッズをわざわざ揃えなくても、安く買えるものや家庭にあるもので十分な場合もあります。お安く、賢く、気軽に備えることで、『防災=日常』という発想を身に付けてください」と辻さん。
備えあれば憂いなし。
日ごろの備えを見直すためにも、防災リュック作りから始めてみましょう。
防災リュックを作る①
3日分のグッズを用意
避難時に持ち出すべき必需品を入れた「防災リュック」。実は100円ショップでほとんどのグッズを揃えることができます!
●防災リュック(3日分)
グッズ合計6,930円(税込/水・リュック別)総重量 約12kg(リュック別)
●水は必ず備蓄を!
脱水症状等を起こさないためにも、水は最低でも1人1日2Lが必要です。