乾燥が厳しくなるこの季節。お肌の悩みも増えていきます。もともと「ゆらぎ肌」に悩んでいたモデル・野崎萌香さんは、肌ケアをシンプルにし「湿活」を意識したことで、潤いある肌を維持できるようになったといいます。そんな野崎さんのノウハウをまとめた著書『肌が乾くクセを全部やめてみた。』(ワニブックス)から、現役モデルが実践する美肌ケアのメソッドの一部をお届けします。
朝の入浴後など、コットンバックをしている余裕がない時には、濃密系美容液やこっくり系クリームでしっかり肌にふたをしてから、髪のケアに移るのがオススメ。
肌が乾く速度は、髪が乾く速度より何倍も早い
入浴後の開いた状態の毛穴に化粧水を浸透させようと、髪を乾かす前に、入念な保湿ケアを行う人がほとんどなはず。
だけど、そのあとのドライヤーで、丁寧な保湿が台無しになってしまっているかも。
お風呂上がりの肌は、水分を含んで潤って見えますが、水分の蒸発を防ぐ皮脂のベールが薄くなっていて、とっても乾燥しやすい状態。
イメージしてほしいのは、シートパックをしている時の乾いていく速度。
冬場は特に乾くスピードが速いですが、それと同じだけ、肌の表面からもどんどん水分は失われているんです。
その無防備な肌に、10~15分もドライヤーの風を当て続けるのは、肌の潤いをわざと逃しているようなもの。
私は、水分の蒸発を防ぐために、たっぷり化粧水に浸したコットンで顔全体を覆い、肌に直接風が当たらないように工夫してから髪を乾かしています。
せっかく肌に入れ込んだいい成分をムダにしないためにも、このひと手間は、省きたくないワンステップです。
乾燥により失われる肌の透明感と健康
乾燥により失われる肌の透明感と健康私が肌の"潤い"にこだわる理由は、透明感のある美しい肌に必要不可欠な条件だから。
乾燥して表面がこわばった肌は、肌の美しさを左右するキメが乱れた状態で、見た目のツヤも失われています。
さらに、乾燥は肌のバリア機能を低下させ、肌を荒れやすくさせます。
私の場合は、皮脂が出やすい部分が混在する混合肌で、ニキビができやすい肌環境。
その状態でお化粧をすると、赤みを消すためにファンデーションを必要以上に塗ったり、日中かさついて浮いてしまったり......。
潤いは、肌を美しく見せることに加えて、荒れにくい元気な肌を育むために必要不可欠な条件なのです。
小さい頃から乾燥肌で悩んできたこともあり、色々なものを試す中で、自分に合わない美容用品にもたくさん出会ってきました。
合わないものにも触れてきたからこそ、潤わせるスキンケア以上に、"乾燥させない"習慣を大切にしています。
【最初から読む】モデル・野崎萌香さんの肌トラブルを救ったスキンケア
【まとめ読み】「肌が乾くクセを全部やめてみた。」記事リストはこちら!
撮影/岡部太郎 静物撮影/長谷川梓
※このメソッドは著者独自のものであり、効果・効用には個人差があります。
モデルが実践! 4つのスキンケア習慣など美肌が作れる「湿活」が全4章で解説されています