自分のお財布と相談しながらシンプルに。50代の私がたどり着いた「スキンケア術」

夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化...50代はまだまだ悩みや迷いが多い年代ですよね。そんな50代こそ、大人の「ひとり時間」を充実させて自分らしく輝きませんか? 毎日が発見ネットの連載でもおなじみ、中道あんさんの著書『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房) より、「50代からの人生を心豊かに過ごすためのヒント」を連載形式でご紹介します。

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スキンケアはシンプルでいい

ある日、朝、出勤前に鏡を見ると、「どひゃー! 目の下がぷっくりふくらんでいる......」。

涙袋ではありません。

たるみです。

少しスキンケアをさぼると、すぐに肌老化が進むアラフィフ世代。

肌の調子が変化しやすい時期ですから、「毎日コツコツ、肌をケアしなくては取り返しのつかないことになる」と身に沁みて感じました。

クレンジングと洗顔料は自分に合ったものを

とはいっても、スキンケア化粧品は安くありません。

「よい」と言われるものは、とくに高価なことが多いですよね。

そして、クレンジング、洗顔料、導入美容液、美白美容液、化粧水、乳液、フェイスクリーム、アイクリーム、保湿パック......こだわりだしたらキリがありません。

私は、化粧品に使える予算に合わせて、「絶対に必要だと思うもの・不要だと思うもの」「お金をかけるべきもの・安くていいもの」に分けて、なるべくシンプルにしています。

たとえば、絶対に品質を落とせないのは、クレンジングと洗顔料です。

汚れた土台に、美容液やらクリームを塗りつけても、有効成分は浸透しません。

汗やほこり、ファンデーションなどの汚れを落として、何もない状態にする。

これが「スキンケアの基本」だと思います。

ですから、クレンジングや洗顔料は妥協せず、自分に合ったよいものを使います。

ただ、値段が高ければよいものとは限りません。

私が今、気に入っている洗顔用石けんは、手のひらサイズ(30グラム)で300円です。

これは、ウェスティンホテルのアメニティに使われている葉っぱ型をした石けんで、ハワイで泊まったとき、出会った逸品です。

とても泡立ちがよくて気持ちがいいし、洗ったあとも肌がつっぱらないので、「これはいい!」と今でもネット通販で購入して使い続けています。

すべての化粧品に言えることですが、安くても自分に合っているものもあるので、「これは!」と思うものを試して、探すことが大切です。

私の場合、化粧水も実際に自分の肌で試してみて、安くても「肌に浸透しやすい」と感じるものを選ぶようにしています。

お財布と肌と相談しながら

もうひとつ、安いけれど優秀だと思うスキンケア用品が、皮膚科で処方される医薬品です。

私が処方された医薬品は、肌の血行をよくして、乾燥を改善する働きがあります。

私くらいの年代で「オイリー肌」という女性に出会ったことはないので、誰でも乾燥対策は必須のはず。

化粧水の後にこの医薬品を試してみると、結構なお値段の乳液に勝るとも劣らない使用感で、肌がしっとりします。

興味のある方は、薬局などで薬剤師に相談してみてください。

その他、導入美容液や美白美容液、保湿クリームは質のよいものを選べば、肌が明るくなったり、やわらかくなったり、それなりの効果が実感できます。

でも、私個人としては、絶対に使わなくてはいけないものではないと考えています。

これはお財布や肌の調子と相談です。

ときどき「やっぱり老けたなぁ」なんて寂しく感じることもありますが、それでも自分の肌と向き合い観察しながら、そのときの自分に本当に必要な化粧品は何か、取捨選択していこうと思っています。

【まとめ読み】『50代、もう一度「ひとり時間」』記事リスト

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アラフィフブロガーの、大人の「ひとり時間」を楽しむ心豊かな暮らしが綴られた一冊

 

中道あん(なかみち・あん)
Ameba公式トップブロガー。「アラフィフの生き方ブログ 50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。毎日の生活の風景や気づきを発信し、30代以降の女性の支持を受ける。 1963年、大阪府生まれ。26歳で結婚し、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。 2019年2月「好きなことを仕事に」と正社員からフリーランスに転身。ブログ講座やコミュニティの運営を行っている。

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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/三笠書房)

50代は夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化など、実はまだまだ悩みや迷いが多い年頃。大人気アラフィフブロガーの中道あんさんは、その中で「ひとり時間」の楽しみ方を見つけたそうです。自立し「ひとり時間」を楽しみに生きる「あんさん」流のアラフィフライフが、今後の生き方の参考になる一冊です。

※この記事は『50代、もう一度「ひとり時間」』(中道あん/三笠書房) からの抜粋です。
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