乾燥が厳しくなるこの季節。お肌の悩みも増えていきます。もともと「ゆらぎ肌」に悩んでいたモデル・野崎萌香さんは、肌ケアをシンプルにし「湿活」を意識したことで、潤いある肌を維持できるようになったといいます。そんな野崎さんのノウハウをまとめた著書『肌が乾くクセを全部やめてみた。』(ワニブックス)から、現役モデルが実践する美肌ケアのメソッドの一部をお届けします。
1日20回のメイクで肌が悲鳴をあげていた
もともと肌が弱く、乾燥や生活習慣が影響しやすい"ゆらぎ肌"。
加えて、金属アレルギーで、髪を染めると首の後ろがただれてしまうことも。
私は、こうした肌トラブルと常に向き合ってきました。
また、モデルという仕事柄、ビューティ雑誌で1日3企画を撮影することも珍しくなく、メイクチェンジの回数は20回を超える日も。
塗って、落として、また塗って......の繰り返しで、もともと荒れやすい私の肌は、より一層トラブルを抱えやすくなり、基礎肌力はどんどん落ちていく一方でした。
ロコミで人気の商品や高価な化粧品に頼ってみても、なかなか満足のいく効果は得られず、合わないケアで、顔にぶつぶつと吹き出物ができたり、メイクさんの筆でアレルギーが出てしまったり......。
鏡の前に立つたびに、自分の肌に触れるたびに、どんなケアをすればいいのか悩む日々。
健康な肌を基礎から作っていくことの難しさを感じていました。
たどり着いたのは、シンプルなケアでいいという結論
色々な方法を試してきた私ですが、最終的にたどり着いたのは、"肌がゆらいでいる時こそ、シンプルなケアでいい"という結論。
強い効果があると言われるパワフルなものを塗り重ねることは、実は弱った肌に負担をかけているかもしれない。
そう感じて思い切ってはじめてみたのが、化粧水オンリーのケア。
毎日繰り返すメイクや、仕事で不規則になりがちな生活の中で、どうしても体調が顕著に出てしまう私の肌は、本来の肌力を強化することが必要だったのです。
肌荒れの際に、この方法を実践するようになって10年。
今では、さまざまな原因で肌荒れしても、このケアに戻れば肌の健康を取り戻せるので、怖がらずに対処できています。
肌が元気な時には、栄養をたっぷりあげて、肌が疲れている時にはシンプルなケアで潤いだけを補充。
今では、自分の肌の声を聞いてあげられるようになりました。
撮影では、べースはそのままにアイシャドウやリップなどポイントだけを落として、メイクチェンジすることも。肌の弱い私は、撮影中に湿疹のような赤みが出てしまうこともありました
肌ゆらぎ中に行う化粧水の一本化
私が肌ゆらぎ中に使う化粧水は、大高酵素の「へーラールーノ」。
植物エキスを発酵させた無添加の化粧水で、皮膚の清潔さと潤いバランスを保つための働きに特化した本当にシンプルなもの。
10年前に出会って使い始めたのですが、個人的には、特にニキビへの効果を感じています。
コットンバックにして荒れた部分に貼ると、膨らみのある赤いニキビが沈静化し、腫れが引くのを実感。
使い続けることで透明感も出てきたように感じました。
荒れている時こそ、ムダなものを省いて安心できるものだけを使うほうがいい。
ヘーラールーノの一本化で、肌の健康を取り戻していった私が学んだことは、「オーガニックだから肌に優しいだろう」「高価なものだから効果があるだろう」という判断基準で、化粧水を選ばないでほしいということ。
自分の肌の状態を知り、きちんと足りないものを見極めてこそ、本当に必要なものが分かってくるはず。
毎日使う化粧水だからこそ、コスパのよさも重要。50種類の植物原料から抽出された植物エキスを2年間発酵&熟成させた化粧水。ヘーラールーノ120ml \2600/大高酵素
【まとめ読み】「肌が乾くクセを全部やめてみた。」記事リストはこちら!
撮影/岡部太郎 静物撮影/長谷川梓 ※トップ画像はイメージ
※このメソッドは著者独自のものであり、効果・効用には個人差があります。
モデルが実践! 4つのスキンケア習慣など美肌が作れる「湿活」が全4章で解説されています